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親のしつけ? 子のしつけ?

年末だ、年明けだ、とバタバタしていたのが嘘のように、もう1ヶ月も過ぎてしまった。あと10ヶ月と半分じゃないか(´・ω・`;)

レンタルスペースをやってると、子連れで利用する人が来る。子どもと一緒に利用するスペースではないので、小物や壊れものが多く飾ってあるし、テーブルの角も尖っている。子どもを連れてきても良いが、あえて片付けず、よそのお宅を訪問するように、親に気遣って利用してほしいと思っている。子育て中の母がどんなにストレスフルか充分経験済みだし、昔は〜なんてダサいことを言うつもりはないが、子育てから距離を置いて見ると、なかなかどうして困ったものだと、昔その年齢の方々が言っていたアドバイスを思い出す。

子育てしていると「自分の時間が奪われている、停滞している」気持ちになるのだろう、子連れで出席できる〇〇や、子連れでも(多分)大丈夫な場所に、出かける若いお母さんが多い。私もよく、ショッピングモールの子供広場でママ友と何時間も喋っていたものだ。

さて、最近ときどき、備品を壊しても汚しても「子どもだから仕方ない」と思ってる?と感じることがある。注意をする私が悪者のように感じられるのだ。もちろん私が子育て中にも、そんな人はたくさんいたので、昔だから今だから...という問題ではなく、離れるとよく見えてくる、という事だろう。

何時も学ぶ姿勢は素敵だけれど、〇〇教室で、グズる子どもを横に集中できるのか?預けるところが無いのなら、幼稚園や学校に行くまで、少しだけ先延ばしにすれば良い。自分を犠牲にすると思うのでなく、子どもと一緒にいる短い時間を存分に楽しむと思えば良い。

子どもは、とんでもない事をやらかす。公共の場で「子どもだから」と甘える母は、子どもと関係のない場でも「私は知らない」と甘えるのでは?と最近思ったりする。そして、その子も、そういう大人に育つような気がする。ベビーカーで狭い混んだ店内に入り、怪訝そうに「どけてください」と言う。店内で走り回る子どもを怒鳴りながらスマホをいじる。子どもを連れてなくても、突然止まってスマホをいじり何が悪いと睨む、横断歩道を渡らず斜めに渡り車に怒鳴る、そんな大人ってたくさんいるのだ。

絶対的に子どもは悪くない。迷惑をかけないで!と怒るのではなく、側にいる保護者が配慮をすることが大切なのだ。壊れるものがあるなら高いところに移す。壊したのなら謝る。「ご迷惑をかけます」と一言いう。借りても良いのか尋ねる。人間としての気持ちの常識が大切だと思う。子どもに分かるよう説明する努力も必要だ。大した失敗でもないのに、子どもの腕を引っ張り上げ、怒りの丈をぶつけ、大人の常識でクドクド責めたって、子どもは恐怖しか感じない。「ごめんなさい」しか答えは無いのだから。

「そういう貴方はどうなの?」と言われると面目ないが、アドバイスは自分のことを棚に上げることから始まるらしい。気づけば良いのだよ、諸君。

もしかしたら孫がいても良い年齢なのだが、当分、孫は望めそうにない。子どもが好きなわけじゃないが、我が子がどんな子育てをするのか、ちょっと見てみたい気がする。

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