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フルマラソンまでの道のりーホノルルマラソンスタート

マラソン前日は夜9時にはベッドに入ったものの、全く寝付けない。コースマップを見ると、結構高低差がある。
「ダイヤモンドヘッドの周りが結構きついそう。途中で倒れたら、誰が助けてくれるのだろうか。まさか走る以前に時差ボケで寝坊したらどうしよう」と、脳が活発になり、終いには、仕事も気になり始め、負のループ。動悸がしてきた。もう、情けないなあ。睡眠不足のまま朝3時にベットからでた。
餅とコーンフレークを食べ、ヨーグルトとコーヒーはトイレマネジメントとして控えた。4時15分にホテルを出発。

カラカウア通りを出ると、みんなぞろぞろスタート地点に向かって歩いていて、仲間がいるような安心感が生まれホッとした。

準備運動を兼ねながら大股歩き、ゼッケンを引き換えたコンベンションセンターを過ぎると、人人人の波。10キロマラソンも一緒にスタートなので、小さな子供や、ベビーカートを持ったランナーまでいる。
スタートの花火が鳴っても全く進まない。
スタートの花火が遠い、自分のApple Watchをオンにしたのは、花火から30分後。

思いのほか寒いと聞いていたので、ポンチョを着ていたが、すでに2キロ以上歩いていることと、あまりの人混みで寒さは感じなかった。手に持っていたプロテインバーはチョコが溶けてしまっていた。

スタート地点

5時30分、やっとスタート。ホノルルの日の出は、朝6時36分、5時半はまだ暗いうえ、道はボコボコしており、気をつけてないと捻挫をしてしまう。
あまりの人でしばらく歩く。最初の10キロでトイレに行ったら、かなりのタイムロスになりそう。トイレは15キロまでは我慢しないと。

夜明けのオブジェは不気味

8キロ位で人がまばらになる。
ダイヤモンドヘッドの脇を走ることになるが、そのあたりで海の上から朝日が出てとても綺麗だった。
ここで写真を撮ろうと反対側のコースに行くとポリスに怒られる。戻ってくるランナーたちがくるからだ。(彼らは39キロ。まだこっちは10キロ走ってないのに。。。)

8キロすぎの日の出


ダイヤモンドヘッドの脇を下っていくと、ハイウェイに入る。とにかくひたすら長いハイウェイ、いつになったら折り返しがあるのか、通常大きなコーンや目印ががあるはずだが、全く見えない。
折り返しが見えないと言うのはこんなに辛いものなのかと思いながらひたすら走る。

給水は約5キロごとにあるが、マイボトルを持って給水をするように注意がきがあった。
エイドにあるのは、水とゲータレードのみ。たまに栄養補給のゼリーがあるが、日本のエイドのような楽しみはない。ゲータレードは飲み慣れない。ポカリが恋しくなってしまった。プロの人たちが自分のドリンクを作る気持ちも確かにわかるなと。
ボランティアが、そうめん、スイカ、りんごみかなどをクッキーなどを出してくれるが、それを取らなければ、あくまでもボランティアなので、数はそんなになく食べ物は補給は厳しい。もっとエネルギー源を持ってくればよかった。35キロ以降の頑張りにはエネルギーが必要だった。ものすごい後悔。

携行品として走りながら補給したが、全く足りない
折り返しと間違え追いかけたアメリカ国旗


やっと公園が終わると、大体28キロをすぎる。ここから残り10キロ強だが、マイル表示になっているので、頭の中で掛け算が始まる。もちろんキロもあるが先にマイルが先に表示される。いったい42.195は何マイルなのか?つかれて割り算できない。

36キロから38キロあたり。ハイウェイからダイヤモンドヘッドの脇にかかるのだが、この辺が1番辛かった。後ろから元気な女の人が掛け声をかけている。
「白い帽子のお姉さん、青いシャツのお姉さん、一緒に頑張ろう。」
今年のゲストランナーは小島よしおのはずなんだけどなぁ。なんとQちゃん。なんと励みになることか。Qちゃんと一緒にゴールしたい!しかし、足がつりそう。おそらく水分が足りないんだ。水もなく、エイドも見えず、ペースを落とさざるを得ない、歩かないとやばい状況になってしまった。時刻は、もう10時を回り、日差しは体を刺すような強さ、日本の28度よりも暑く感じる。

Qちゃんと離れてしまい、1人で歩き始める

あと少しと思うのに足が進まない。しかしゴールまであと2キロ、歩いてでも行ける距離だ。いつもの自分ならここで頑張りどころと思えるが、やっぱり元気が出ないエネルギー不足か心の弱さかか。

公園に入りゴールらしきものが、見えてきたが、本当にゴールなのかまだ心配。少し走ってみたが、頑張りが効かない。もうダメだと足を止め、他のランナーから「頑張って」と声をかけられた。彼女も辛いだろうに。。
何とかゴールに着いたが、きついマラソンだった。

XSはなくなってしまったが、なかなか良いTシャツ❤️
メダルは重たい

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