エミレーツCAは「体力的にきつい」?他に「きつい」理由はある?《エアライン就活相談室》
こんにちは。元エミレーツクルーのリサです✈🇦🇪
今回いただいた質問は、下記のようなものです。
一般的に「中東エアラインのクルーが体力的にきつい」と言われている理由は、フライトタイムが長いことかと思います。例えば、エミレーツでは月のフライトタイムが100時間を超えることも普通です。日系エアラインクルーの友達に100時間超えを伝えると「ありえない!」と驚かれることも多く、おそらく日本のエアラインではなかなか超えない?フライトタイムなのだと思います。
ただ理由があって、エミレーツはドバイをベースに世界中に飛び回るので、長時間フライトが月に何本か続けば、自然とフライトタイムが長くなります。例えば(季節や世界情勢にもよりますが)通常ドバイーサンパウロ線だと15時間30分ほど。往復するだけで30時間は安易に超えますね。
私自身は1時間程度の近距離路線を何本も飛ぶより、長距離路線を飛ぶ方が性格にあっていたので、実際のところフライトタイムが長くても全く気になりませんでした。むしろ長時間同じクルーやお客様とご一緒できるので、長距離路線の方が楽しかったです。もちろん長時間フライトのあとは疲れ切って爆睡…!なんてことも“あるある”ですが、それを「きつい」とは感じませんでした。
エミレーツは国籍に関係なくドバイをベースに世界中に飛び回るため、時差調整をするのに苦戦するクルーも結構多いです。私はどこでも割とすぐに寝れるタイプで、時差調整は全く問題ありませんでした。ただ体力にも健康にもかなり自信がある私も、クルーになってすぐの頃に生まれて初めて生理不順になってしまったので、さすがに最初は身体が驚いていたのかもしれません。
あとは、エミレーツはB777やA380の大型機のみを保有しているので、満席になるとお客様が多くてサービスが大変だったりします。これはまさに体力勝負。脚がむくみやすくなったりフライトが終わったあとは足が棒のようになったりします。そんなフライトが終わると「もう無理!」と思ったりもしますが、実際はそんな中でもクルー同士で爆笑したり素敵なお客様と出会えたりステイ先が楽しすぎたり…いい時間だったりするのが魅力。
体力勝負の仕事であることは事実なので、心身ともにタフさを身につけておく必要はあるかと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます☺︎
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