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ソーシャルディスタンス寺子屋

最近の楽しみがある。

友達と最初に「粋な大人になりたいよね」と「粋って何よ?」をただ並べて、それを女子友達がズバッと「粋か否か」と斬るSlackグループだ。

題して、「粋な大人研究会」

今のところのメンバー構成は
・なんかいいなと思って仲良くなったディレクター
・フリーライター
・増田前職同僚3人
・前職で面接に来たけれど入社しなかった人(でも遊び仲間)
・たまたま進路相談に来てくれた大学生2人
・演劇スタジオメンバーの若い子

の7人から9人くらいで存在している。

名前の通りじゃーん。と言われたらそのままなんだけど、去年から寄席に通い、落語を見まくり(毎日ほぼいっていた。落語家の方にも少し行き過ぎだと思うと言われた。)、「買う、打つ、飲む」の暮らしを体現しつつ、ロックンロールライフを満喫していた←。

誤解を招かないように行っておく。

買う - レコード、本、時々BEAMS。
打つ - 地元のスーパー銭湯併設のバッティングセンター
飲む - カフェインを控えているのでルイボスティー

だ。

で、そんな粋な大人研究会では、いくつかの在宅時代の遊びをしている。

1.共感キャリブレーション
ただ、日頃見つけたnote記事を共有したりして自分たちの考えをまとめ直し、メンバーの日頃考えていることを、文章から知らなかった側面を知る企画、「共感キャリブレーション」。ハッシュタグもないので、追えない。身内の遊びでごめんな。

2.待ち合わせは会議室で
映画を同じタイミングで見て(各自)、だいたい見終わる時間にオンライン会議室に集まり、感想を語り合いながら近況報告をしたり。
→そもそも、元々映画部として見に行きまくっていたけれど、このご時世でできなかったり時間が合わないので、インターネットの力を借りることにした。

3.とにかく粋だと思うことを並べる

4.メンバーの恋愛進捗報告

pairsをしているメンバーがいるので、ただどうなったかを教えてもらう。

5.なんか最近見つけた面白い本について共有する

6.大学生に、僕らの周りの人事だとか仕事仲間だとかいい大人を紹介して、お話をしてもらい、何やら架空のOB訪問、業界研究に役立ててもらう。

7.東京カレンダーごっこ

基本サブカル 内側に閉じるメンバーなので、憧れの東京カレンダーのような時間をみんなで過ごしに恵比寿や代官山にドキドキしながら向かう。明らかに場違いな店で食事する。

という具合で、緩いSlackが存在する。

さて、なんでこんなことをしているのかというと、一言で言えば、「楽しいから」だ。

興味の幅を気心のしれたメンバーで共有して、ただ、それぞれの価値観で語り合い、考察する。それだけ。

大学生に恩を売り、将来何かあれば助けてもらうだとか、特に思ってもいない。その子たちが好きだからしてる。縁。

この記事を読み、そうだよね!と思い、こんな記事を書いてしまった。


なんていうか、僕らは先輩に育てられた。よくわからねいけれど、大人が世話してくれた。どこの馬の骨ともわからないような若者をだ。将来有望かどうかなんても見ていなかっただろう。

でも、DJをしていたクラブでも、お得意先でも、職場でも、とにかく周りの大人が、25歳になる前に、たくさんの価値観に「人」を通じて触れさせてくれた。

今思えば、ほぼほぼ会話もしない父親も、週末の度にいろいろな場所に連れて行ってくれて、強制的に色々な物事を見せてくれたので、
価値観が狭くならずに済んでいる部分もある。

ふと思い出したのだけど。

車屋さんで綺麗な女の人がいたときに「電話番号を聞いて来い」と言われ、聞きにいかされた。意味がわからなかったので、「なんで?」と問うてみると、「そのうちいましていることの大切さがわかるから」だったらしい。

で、ですよ。

こんなことをしているとたまーに言われるのです。
・えらいですね
・なんか幅広い価値観に触れていますね
・勉強していますね

だとか。特に。僕は面白いと思ったものを他人に言いふらす癖がある。ものすごくある。「見て!こんな面白いものがある!」と勝手にLINEやDMを送る。微妙なキュレーションメディアっぽいんだが(迷惑な人は迷惑だといってくれる)、これも特に深い意味はない。

「情報を共有した相手とその話をしたらきっと楽しいからだろう」と思っているだけだから。

まぁ、きちんと情報に触れて、ちゃんとレスしてくれる人たちだから、しているわけで、誰にでもしているわけではない。

話は戻ります。

見返りなんて1mmも求めておらず、こんな友達と、こんな話を一緒にしていたら楽しいからしているだけであり、これをお金をもらったり、見返りを求めた途端に、仲間意識は、送り手とフォロワーに変わるので関係値は変わる。

ていうか、そんなこと前提で何か恩義を得るなんて、あんまカッコよくないな。まぁ死ぬ間際にうなぎでも奢ってくれればいい。

自分をここまでしてくれたみたいに、たくさんの物事で興味を持ったら、共有して、みんなで「イケてる粋な大人」になれればいいよなとだけ思う。

恩人かどうかなんて、何か「こんな立場になれたらいいな」って実現したときにそうだったか違っていたのか、思い出せばいいよ。

「増田ゼミ」なんておこがましいものでもなく、「関係がフラットな寺子屋」みたいなもの。自分だって相手していただいておりますもの。

単に自分がアカウントを作っただけなので、まぁ、みんなが先生なのですよ。

その代わり、持っているもの、経験したものはめっちゃ伝える。使命でもなく伝える。

まぁ、悪くないよね。

▼ついでに好きだったnote

簡単にブログ的に書けてしまうから、もっと自分の言葉に対して大切でありたい。

物づくり、続けられることは尊敬に値します。飽きっぽい自分だけど、丁寧に続ける方を拝見すると、羨ましくも、尊敬する。
「世界が変わってしまっても、私は変わらず“つくり手“でありたい。」私的な言葉。

世界は変わると思うけど、僕も物に限らず、ビジネスや人間関係を作り続けている。だから、その手を止めたときに老いてしまいそうな気がする。

りこぴんさん超わかるで。僕は、誰かに聞く行為について、調べればわかることでも
「相手と話題を共有したい。コミュニケーションを取りたい」から聞く。
そっからじゃね?関係値の構築なんて。「ググれカス」という言葉は最も人生を貧しくする言葉の1つだと思うとです。

帰る場所があるから、安心して度とに出られる。そういうこと。
この場所もそうあって欲しい。

いつも宮澤さんの記事には見入ってしまう。
書くことで鮮明になること、あるよなぁ。

東京に戻った日には、必ず公演を見に行きたいなぁ。
(実は活動拠点が超近いと思われます)


さてさて、チェットベイカーでも聴きますか。

いいよね。

新しいzine作るか、旅行行きます。