「卒業式どうしますか？」

こんなことを
学校から聞かれる時期が
きたのではないでしょうか。

我が家も聞かれましたよ。

冬休みが終わってから
ほとんど学校には
行っていなかったのですが
我が子は「出る」
と言っていました。

私自身、
卒業式に出るか出ないかは
子どもが決めたらいいと
思っていました。

卒業式に出たところで
・体育館が寒い。
・スーツは好きじゃない。
・ヒールは足が痛くなる。

こんなふうに
自分勝手な理由で
欠席してもOKみたいなことを
考えていたのです。

卒業式当日の朝。

朝起きることができたのに
我が子は突然、
「面倒くさい、行かない」
そう言いだしたのです。

前日までは
卒業式に出る予定だったし
朝も起きられたのに、
急にどうした？？？

話を聞くと
原因は夫でした。

きっと夫は、子どもに
卒業式に出席してほしかったんだと
思います。

出席してほしいという気持ちが
子どもに圧となって
伝わってしまったのです。

チラチラ見られたり
「早く支度をしろ」と言われたり
出席するつもりだったのに
そんな夫の言動で子どもは
一気にイヤになったのです。

夫に「あなたのせいよ！！！」
と言いたいところでしたが
夫を責めたところで
家の中の空気が悪くなるだけで
何も解決しません。

学校に欠席の
電話連絡をした直後
担任の先生から
電話がかかってきました。

担任：お母さん！今から迎えに行きます！
　　　お子さんに代わってください！

子どもに電話を代わった後、

担任：とにかく今からすぐに行きます！
　　　支度しておくように
　　　言っておいてください！

と言って電話を切ったのですが、
卒業式に出席するかどうかを
決めるのは子ども。

先生が言ったことを
伝えた方がいいのかどうか
考えていたら、なんと！

子どもは
身支度を始めたのです。

担任の先生が到着され
先生に挨拶して振り返ると
支度完了した我が子が
靴を履いていたのです。

あっという間に
支度完了していてビックリ！

そのまま先生の車で学校に行き
卒業式に出席したのです。

私は体育館で
卒業生が入場する前から
滝のような涙を流していました。

卒業式に出席できて
嬉しかったんですよね。

卒業式前は、

・体育館が寒い。

・スーツは好きじゃない。

・ヒールは足が痛くなる。

こんなふうに考えて
卒業式を欠席したときに
落ち込まなくていいように
自分自身を守ろうと
していたんですよね。

卒業式後、子どもは
「寄せ書きも書いてもらえたし
行ってよかった」
と話してくれました。

後で知った話ですが、午後から
卒業式第二部があったそうです。

普段、
学校に来ることができない
お子さんのためだったそうです。

我が家はその話を知らなかったので
担任の先生は、
我が子は卒業式に出席すると
信じてくれていたのだなぁって
思いました。

我が家の卒業式のお話でしたが
出席できても、できなくても、
卒業式第二部や、
みんなとは
違う部屋での参加でも
お子さん自身が
後悔が少ない選択を
できるといいですね。

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