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フィリピンのカフェ

私の偏見かもしれないのですが、フィリピンのカフェで飲む珈琲のクオリティは今ひとつな気がします。

もちろん、スターバックス等の海外企業が展開しているお店は別ですが。

また、都心と田舎では状況が違うのかもしれません。

フィリピンの人々は甘いものが好きで、飲み物も大抵砂糖入りです。

反対にノンシュガーのブラックコーヒーをあまり好まないような気がします。

暑い気候の中で火照った身体に、甘くて冷たいジュースはたしかに沁み入るように美味しいので、需要があるのはとてもよく解ります。

さらにいうと牛乳の自給率が極めて低いので、乳製品は9割方輸入品になり、高級なので、あまり使われないのです。

だから、カフェオレやラテもあまり美味しいものが作れないのかもしれません。

そして、これも私が見聞きした範囲でのお話なのですが、珈琲豆の管理もしっかりされていないような気がします。

暑い国なのに常温で放置な上、お店によっては容器の上から補充して上から使うので、容器の底の方にある豆がいつまでもいつまでもそのまま…、というところを見かけました。

フィリピンのお店では粉末のジュース(水で希釈して飲むもの)が大量に売っているのですが、珈琲もその中に含まれます。

つまりインスタントコーヒーパウダー&スキムミルク&砂糖の混合パウダーが多く流通しており、フィリピンで「珈琲」といえば、ほとんどインスタントコーヒーを指します。

でも、素敵なカフェはたくさんあります。

私は珈琲好きでカフェ好きなので、美味しい珈琲を求めてcafe hopping (カフェ巡り)をやっていました。

ここは特にお気に入りだったカフェです。

Wi-Fiが使えてネット環境も快適でした。

このお店のカプチーノ

まあまあ美味しかったです。

別の日のいちごシェイク的な冷たい飲み物。

ミルク部分は脱脂粉乳の味がしますが、まあまあです。

そしてブラックコーヒー。

珍しく豆から淹れている珈琲なのですが、香りがやや足りないような。

苦味は良かったです。

そして、お次はスタバ的なカフェ。
(この街にスタバはありませんでした)

めっちゃお洒落。

砂糖抜きのカフェオレを頼みました。

外国人向けの、ちょっと高いお店ということもあり、コーヒーの味は美味しいです。

ただ、やはりミルクの乳脂肪感が足りない感じはします。

ケーキも頼みました。

美味しそうに見えるじゃないですか?

これ、激甘なんです。

残念ながら今ひとつでした。

もう一つ、違うカフェで、チョコレートケーキとコーヒーをオーダー。

ケーキはやはり激甘です(笑)

また違うカフェで、カプチーノとモイストチョコケーキ。

このチョコレートケーキは意外と美味しかったです。

これも私の偏見なのですが、フィリピンではクリーム部分が多いケーキを頼むと失敗、というか、日本人には甘すぎるものが来てしまう気がします。

クリーム部分が、日本と違って生クリームやホイップクリームではなく、バタークリームと呼ばれるものを使っていることが多く、油っこくてひたすら甘いんですよね。

でも、カフェ自体の雰囲気はどこも素敵で癒しの時間と空間でした。

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