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バージョンアップ

英語の勉強をやり直し始めた時…
実家や友人が誰もいない辺境の西の地で、1人子育てを奮闘していた頃。小さな2人の子がいて、何かをするといっても、家で出来て、お金があまりかからないもの、隙間時間で1人の時間が持てるものはないかと探して…見つけたのが、ラジオ講座だった。

まさか、そうして始めた英語が、仕事になるとは思ってもみなかった。2人の子育てを1人でしながらの隙間時間なんて、本当に、なかなか作れるわけもなく。ご飯作りながら、食器洗いながら、冷蔵庫に貼ったラジオ講座のテキストを眺めて聴くだけの日々。

こんな簡単なことも言えないのか、書けないのか、わからないのかと自分の実力のなさに凹みつつ、それでも、今日はこれが言えた、この単語覚えられたと、小さなことだけど出来ることが少しずつ増えていく。

その後、下の子が幼稚園に行っている間に、地元の公民館の英会話サークルで、英検一級持ってる方とか、通訳していた方とか…強者揃いのサークルで鍛えられ…そのサークルのメンバー2人とラジオ講座1週間分の反訳し。

またその後、サークルから、高3の英語のディスカッションクラスに週一参加したりして、英検受験するまでになる。合格後…英語の児童講師になり、独立し、小さな塾を自宅で開くまでになった。

ところが、私的に色々なことが重なり、そして父が倒れ入退院を繰り返し…実家を行ったり来たりしなければならなくなり、15年ほど続けた塾は閉じなければならなかった。そして、父に余命のこともあり、母のフォローもありと、戻ることはないだろうと思っていた地元に戻ることになる。

この歳で何もかもイチからは、大変で…それまで、自分の色で仕事してきたのが、雇われる側になり、自分のやり方が通らないことばかり。それでも、少しずつバージョンアップして、出来ないことが出来るようになって、いくつかの教室を経て、5年かかって、ここまで来た。

しかし、一つの教室の方で…同僚スタッフとの生徒に対する思い入れ、教え方を模索しながら勉強し、バージョンアップを常にはかりたい私との温度差を特にこの2ヶ月程痛感し、色々と考えてしまって。(私と同じ想いのスタッフもいる。)

非正規のバイトでしかない私に出来ることなんて、たかが知れてると分かってる。それでも、少しでも子供達に、勉強の楽しさ感じて欲しいし、分かる嬉しさを感じて欲しい。だから、自分の勉強は続けてきた。教える側こそ、勉強は続けていかないとダメだと…そう思って、20年近く仕事してきたから。

でも、その同僚スタッフとの温度差を埋めることが出来ず。自分の教室ではないのだから、仕方ないし、時給に見合った仕事をすれば良いと思っている人達と私との想いは、平行線を辿るばかり。

仕事に対するこの私の想いは…私の我儘なんだろうというのも分かってる。これからどういう方向性を持って仕事していけばいいのか分からず、ジレンマに陥っている。


*編集後記
お久しぶりです。
1ヶ月半ほど更新してませんでした😅果たして、読みにきてくれる奇特な方はいるのかと思いつつ。

書くことはあれど…仕事忙しかったのと、書こうと思って、少し書いて下書きに置いておいたら、熟成し過ぎて🤣続きが書けなくなったものが数件あって。

こうして重い腰を上げ、やっと書けたけれど、前に書いた内容とダブったりで、まとまりは今ひとつ。それでも、ここで書くことで頭を整理して、今後どう仕事に取り組んでいくかのキッカケをつかめたらいいなと思い書いてみました。

更新は、相変わらずゆっくりだと思いますが、今年もよろしくお願い致します🙇‍♀️(もう2月半ばですけれど😅)

pekoe

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