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カフェで映画を上映した日・友人が快挙を成し遂げた日

(前回の投稿の続きとして、ナガオカケンメイとGマーク(グッドデザイン賞)について書こうと思っていたけど、それは次回にすることにする)


小さい頃から映画が好きで、京都の大学に進学してからは、東寺にある小さな映画館にしょっちゅう行っていた。

大学では映画研究会なるものに所属していた。

そのこともあって、カフェで働きつつも、何かしら、映画に関わるお仕事やイベントに関わりたいとずっと思っていた。

そういうわけで、カフェでの映画上映は長年の夢だったのだが、その夢は、2017年、『popcorn theater』というサービスを利用することで実現することが出来、それ以来定期的にカフェで映画観賞会を開いてきた。

カフェスケールの上映会イベント(『Cinema Shoveling』)の詳しい説明はコチラ↓



先日、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』で主人公の中年期を演じたジャック・ペラン氏が逝去された。


映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を初めて観たのは高校生の時で。

テレビの深夜放送で始まった『ニュー・シネマ・パラダイス』。
(それがいわゆるディレクターズカット版の3時間くらいあるバージョンだと知らずに観初めてしまった。)

イタリアの乾いた空気と、素晴らしい音楽。

なんとなく見はじめたら、映像と音楽に魅了されて、結局最後まで観てしまい、気がつけば外はうっすらと明るくなっていた。
(そのままちょっとだけ寝て学校へ行った)

『ニュー・シネマ・パラダイス』は『映画らしい映画』『映画というフォーマットで表現するのに相応な内容』という映画だと思う。
(そりゃそうだよね、そもそも”映画”がテーマなんだから)

その後すぐに『ショーシャンクの空に』という映画を観た。

この映画も素晴らしい内容で、この映画もまた『映画らしい映画』『映画で表現すべき映画』だと思った。

小学生の時はカンフー映画が大好きで、中学生の時は、ハリウッドのアクション大作や戦争ものやSF作品が大好きだった。

だから中学生の時までは『いかに派手なアクション映画か』『いかにハラハラするか』というのが面白い映画の基準だった。

『ショーシャンクの空に』とか、あと、『フォレストガンプ』とか、いわゆるヒューマンドラマの面白さを高校生の頃に知るようになって、映画の楽しみ方が増えた気がした。

そのきっかけになったのが『ニュー・シネマ・パラダイス』だったと思う。

大学生になってから、ミニシアターにしょっちゅう通っていた。

とにかくその頃は映画を観ることに対してすごく貪欲で、世の中にあるありとあらゆる映画を観てやろう、と思ってたくらいの勢いだった。

地元に帰ってきて、カフェでの映画上映企画を模索したりもしたが、結局著作権の問題で、カフェでの映画上映は断念していた。

2017年になり、『popcorn theater』という、著作権交渉が不要の状態で映画上映ができる映画上映配信サービスが開始されることを知った時は一もなく二もなくなく飛びついて、カフェで映画上映が出来るように整備して、すぐにシアター登録した。

初めてカフェで映画上映をする際、『映画上映に先立っての注意事項』をアナウンスした後、『それでは最後までお楽しみください』と言って、映画上映の開始の効果音(ブザー)をスマホから流した。

気分は『ニュー・シネマ・パラダイス』の映画技師、アルフレードだった。


先日、映画に関して嬉しいニュースがあった

大学時代に所属していた映画研究会。

その映画研究会で同輩だった友人は、大学卒業後、今でも映画監督として映画制作に携わっている。

今年、その友人が作る長編映画3作品目が完成した。
(制作にあたり、クラウドファウンディングにて制作費を集めており、僕も少額ながら支援していた)

その友人が監督した映画が、この度、カンヌ国際映画祭ACID部門に選出された。
(※ACID部門は、監督週間と批評家週間に並ぶカンヌ映画祭の3つの並行部門のひとつ。市場原理に抵抗する芸術的な作品を支援するために映画作家たちが創設した「インディペンデント映画普及協会(ACID)」が作品選定・運営をしている。)

カンヌ映画祭のACID部門に日本人が選出されるのは初めてのこと。

カンヌ映画祭出品のみならず日本人初のACID部門選出の快挙の報せを受け、自分のことのように嬉しかった。

今年の秋から日本でも順次上映予定で、監督曰く『三重での上映も予定に入ってるはず』とのこと。
(最近zoomで話した)

いつか、友人の映画、カフェで上映したいなあと思っている。
(できればその時に監督にも来てもらいたいなあ、と思っているのだけど.....)

ちなみに友人の名前は山﨑樹一郎。
作品名は『やまぶき』。

今頃はフランスにいるはずの山崎監督に拍手を。



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