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#118 シュトーレンを作る / 12月の楽しみ

今年もあと1か月あまり。

毎年、クリスマスの声が聞こえ始める12月初め頃、
「好きなものを作って食べる」を楽しんでいる友人と
ドイツのクリスマスのパン菓子、シュトーレンを作っている。



今年は栗原はるみさんのレシピ。




牛乳、卵、ラム酒は我が家にあったのを使い、
友人が家にあるというレーズンのラム酒漬けを持ってきてくれた。
残りの材料は友人が買い揃えてくれて、材料費は折半する。

朝10時、たくさんの食材を入れたカゴを持った友人がやってきた。


もう1人の友人と3人で作るときは12個くらい焼く。
それぞれの友達や知り合いにおすそわけしたり、
とにかくたくさん作る。

今年は8個と、
今日のおやつ用に小さいのを一つ。
一つは欠席した友人の分。



まずは、ドライいちじく、クランベリー、ブルーベリーに
熱湯をさっとかけて
ビニール袋にラム酒と一緒に入れて漬けておく。


ボウルに強力粉と薄力粉をふるって、
イースト、砂糖(私たちはてんさい糖使用)塩を混ぜ合わせる。

小さい角切りにしたバターを入れて指で粉とつぶすように合わせ、
友人のラム酒漬けレーズンを入れて、


さらにさっきラム酒に漬けた
ドライフルーツをざらざらっと。
ここはレシピの量を超えても、惜しげもなくざらざらっといく。


白いココナッツファインも入れてみた。
アーモンド、胡桃、カシューナッツの刻んだのを加えて混ぜる。

生地がどっしりとしっかりしていて、ヘラが折れそうな重さ。
両手でこねるように混ぜてまとめた。
これで生地はできあがりだ。


ナッツやフルーツがゴロゴロ入った豪華なシュトーレン。


ボウルにまとめた生地にラップをかけて、
部屋の暖かい所で1時間半くらい発酵させる。



発酵させている間にちょうどお昼の時間になり、
昼食を用意。

ゆうべのうちに準備していた
そぼろ丼と、豆苗と卵の炒め物を盛りつける。

友人が
 「栄養があっておいしいサラダ、教えてもらったんだけど
レタスとにんじんある?」


あります、あります。
冷蔵庫から、ゆうべちぎったレタスとベビーリーフ、紫玉ねぎのスライスを
合わせておいたのを出してくる。

友人がにんじんをはじからきれいに細い千切りにしていく。
にんじんをボウルに入れて、けっこうしっかりめに塩をふる。

その塩にんじんとグリーンサラダをボウルで合わせて、
オリーブオイルを回しかけて軽く混ぜたら
できあがり。


にんじんの鮮やかなオレンジ色とレタスのグリーンが映えて
見た目もとてもきれいなサラダができあがった。

簡単で、とてもおいしい。
にんじんの塩気が効いているのが味のアクセントになってる。
本当は、胡桃を散らすのだが忘れていたそう。

教えてもらっておいしかったものは、
自分でもやってみようと思う。


ちょうどいい大きさの丼がなかったので、
お皿に平らにご飯を盛り、そぼろをのせて青ネギを散らす。

てっぺんに卵の黄身を落とすと彩もきれいで
黄身がそぼろに絡んでとてもおいしい。


楽しくおしゃべりしながら食事を食べ終え、お皿も洗ってしまうと、
ちょうど一次発酵が終わる時間。


生地をボウルから出して、
おやつの分を取りわけた後、放射線状に8等分する。


それを丸めて、濡れぶきんをかけて15分寝かせる。
(ベンチタイム)


寝かせた生地を楕円形に伸ばして折りたたみ、
山の形に成形していく。

粘土遊びをしているようだ。

鉄板つめつめに並べているので、
焼いた時に生地がくっつかないように間にキッチンペーパーを挟み、
濡れぶきんをかけて30分〜40分くらいおいてから
オーブンへ。

30分くらい焼くと、こんがりといい焼き上がり。

熱いうちに、バターが染み込むように竹串でところどころ刺して、
溶かしバターをハケで塗っていく。
どんどんバターが染み込んで
あっという間に一箱分のバターが消えた。


バターを塗るとツヤツヤしておいしそうだ。


仕上げは粉砂糖。
これを振ると一気に雪山のシュトーレンになる。


ピクニックに行った時の、セリアの「ミニ粉ふるい」(下の一番左)と、
「解けない粉砂糖」が大活躍。



毎年作っているレシピと違うので、
食べ慣れた味と少し違うが、それぞれおいしい。


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この写真は、去年私が欠席した時に友人2人が作って届けてくれた
シュトーレン。

ラッピングがかわいくて、もらった時にすごくワクワクした。
パソコンでメリークリスマスの文字を印刷したそうで、
メッセージの紙を麻ひもで一緒にくくりつけ、
庭からとってきたというローズマリーを刺してあった。


友人2人ともこういうことが好きで得意。
素敵だなと思うことをサラッとやってしまう。
会うたび、何かしら勉強になっている。


いつも作っているこちらのシュトーレンの方が、ハード系。

スパイスとオレンジピール、レモンの皮など入れるので
パンチのあるしっかりした味だ。

今年のは、ふわっとパンに近く、優しい味。
どちらも次の日になると、また食べたくなる。

毎日、少しづつ薄く切って食べる。


レシピを検索していると、
シュトーレンもたくさんアレンジができるんだなと
次々見てしまう。

チョコレート味に、甘酒シュトーレン。

あれもこれもおいしそうで、
レシピを見ているだけでも楽しい。



12月は、私が1年で一番好きな時期。

クリスマスの飾りやツリーが街の中にあふれ、
キラキラして、活気があって、ウキウキする。
あったかいコートやマフラーを身につけた人が歩く
冬らしい景色も好きだ。

これからクリスマスまでの楽しみができた。




前回3人で料理した時の記事はこちら⇩



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