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#172 誕生日を祝う / 今生きていることに感謝して自分を大切にしよう

57歳の誕生日を迎えた。

我が家は結婚記念日や誕生日などの
記念日を祝うという習慣がない。

息子の誕生日だけはお祝いしてきたけれど。

若い頃は友だち同士で誕生日にプレゼントを送り合ったりしていたが
いつの頃からかそれもなくなり、
今では誕生日を忘れることがあるほどだ。

何年か前の誕生日当日、家族の誰もが忘れていて、
出勤して「おめでとう」と言ってくれた同僚にそれを言うと、
「ええ!?」と驚かれたことがある。

私が主人の誕生日も忘れていることがあるし
そんなもんと何も気にしてはいないんだけれど。

その同僚は近しい人のお誕生日をきちんと祝う人で、
毎年何かしら私が喜ぶプレゼントをくれる。
素敵なキッチングッズだったり、
体にいいオイルや調味料だったり。

プレゼントって、やはりいただくとうれしい。

彼女は自分の家族にも毎年プレゼントしているそうで
その習慣がない私はすごいなあと思った。


何歳になったかわからない時もあったり
それほど誕生日に重きを置いてなかった私だが、
今年から誕生日をお祝いしようと決めた。


きっかけは「自分を大切にする」大事さを知ったことから。


56年も元気に暮らせてきて
無事57年目を迎えられたこと。

これは当たり前じゃなくて大感謝すべきことだ。
こんなありがたいことってないのだ。

大好きだったひとつ年上の同僚を病気でなくした。
仕事や目の前のことに全力で生きていた彼女は
とてもセンスが良く、おしゃれや旅行も楽しんでいた。

私も今日という1日を大事に生きたいと思う。

今日も1日を無事に送れたことに感謝して、
今年もこうして誕生日を迎えられたことを
喜ぼうと思う。



自分を祝うためにケーキを買いに行った。

今年はそんな思いがあるから
自分の誕生日を祝おうと決めた最初のケーキは
とびきりのケーキにしようと
いつものケーキ屋さんでなく思い切って
おいしいことで評判のホテルの高級ケーキを買った。


上品に並んだケーキのショーケースをのぞき込んで迷う。

食べたいものと値段を天秤にかけたりして迷ったが
ここはキッパリ本当に食べたいケーキを選ぶ。

どれもおいしそうだけど、やっぱりモンブランだな。

大好きなモンブランに決めて、
主人のチョコレートケーキと二つ買ってホテルを出た。


コーヒーを淹れて箱からケーキを取り出す。

モンブランのマロンクリームが繊細にくるくる巻かれている。
てっぺんには栗の渋皮煮のスライスが乗っていた。

やわらかいクリームにフォークを入れると、
こんもりした白い生クリームがあらわれた。
甘すぎない、でもちょうどいい甘さの
とてもおいしい生クリーム。

栗の風味を味わいながら少し苦目のカフェオレと
堪能した。

書いてて思い出したけど、ろうそくを忘れてた。
あまりにバースデーケーキとご無沙汰だったので。笑


主人のチョコレートケーキもとても美しいケーキ。
「うまい!」と食べていた。

ちなみにケーキが乗っていた金色の紙皿がすごくしっかりしていて
ペラペラした薄い白い紙のイメージがある私は
高級感あるな〜と思う。
箱だって開け閉めの組み立てがとてもスムーズでパタンと開き、
ストレスなくケーキを取り出し、また元に戻せる造り。

そんなお皿や箱の良さにも小さく感動しながら
57歳1日目を過ごす。


今年は自分を大切に扱おうと思っている。




🌱お読みいただきありがとうございました(^ω^)

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