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にっこり笑ってフリージャズ その19

11年

2022年4月11日は、2011年3月11日の東日本大震災からちょうどひと月後に仙台市の勾当台公園野外音楽堂で行われた渋さ知らズオーケストラ公演から11年でした。
リーダー(ダンドリスト)の不破大輔さんから「震災被災地でライヴをやりたい、3人とか4人とか集めて行くので場所を探して」と私に電話があり、すったもんだの末に4月11日の勾当台公園、12日の郡山市コミュニティーFMでのラジオ放送とUstream配信が決まったのです。月曜でメンバーの皆さんが暇だったから、かもしれませんがどんどん参加人数が増え、渋さ知らズ「オーケストラ」といえる大所帯になって、11日の昼前には三々五々現場に集まってきました。新幹線は不通、東北自動車道も簡易補修で路面はひび割れ波打ったまま、そんな中で仙台まで来てくれたのです。
そして、公演告知はSNSのみ。ツイッターとmixiと、予告の書き込みをするたびに参加メンバーが増えていてびっくりしたものです。簡易チラシの画像が送られてきましたが、これは九州在住のTさんがいつの間にか作製してくれました。直前でもあり、チラシを置いてくれる場所もほとんどなかったので、出力したものを配る機会は残念ながらあまりなかったですけれど。

渋さ知らズ参加メンバーはこんな風です

不破大輔 ダンドリスト
立花秀樹 as. 片山広明 ts. 広澤リマ哲 ts. 松本卓也 ts.
吉田隆一 bs. 鬼頭哲 bs. ギデオン・ジュークス tuba.
大塚寛之 g. 内海裕司 g. 山口コーイチ kb.
藤掛正隆 ds. 岡村“おかち”太 ds.
松 perc. 井谷亨志 perc.
乳房知らズ:さやか、ペロ
お調子組合:かえ、すがこ
舞踏:若林淳、シモ、宝子
詩人:三角みづ紀
美術 etc.:横沢紅太郎
制作 撮影 ACT etc.:ボス、馬淵さん、石坂はじめ、上山陽介
写真:山下泰弘
アクト ヴォーカル:南波トモコ
フィッシャーマン:”玄界灘”渡部真一
ヴォーカル:酒井俊
記録:伊達政保
niwa-coya 炊き出し:上木文代
PA (とギター)電源・音響設営:田中篤史

寒い日で途中から小雨とみぞれ、観に来てくれる人がいるのかと思ったらすごい集客でした。

撮影:山口愛
撮影:山口愛

※ 写真を使わせていただいた山口愛(吉岡愛)さんは2021年6月13日に逝去されました。改めてここに哀悼の意を表します。

入れ代わり立ち代わり人が集まってくるので写真に写っているのはほんの一部です。
渋さ知らズのブログにも写真が

18時過ぎに暗くなって終演、楽器や機材をバラして車に積んで、そのまま東京に戻る組、ennの小野家(渋さ知らズメンバーのオノアキさん実家)に泊まる組、乳房知らズのさやかさん実家に泊まる組、そして私の家にも15人が宿泊。翌日はメンバーの一部が郡山市のFMスタジオでの演奏に向かったのでした。疾風怒濤のコンサート顛末、ざっとおおまかな記録だけ書いておきました。

締めは当日のライヴ映像、冒頭に演奏された「犬姫」です。


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