Master.K

三重県桑名市で自家焙煎珈琲店を営んでおります。2005年ジャパンバリスタチャンピオンシ…

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三重県桑名市で自家焙煎珈琲店を営んでおります。2005年ジャパンバリスタチャンピオンシップ(サイフォン部門)、2008年UCCコーヒーマスターズ(サイフォン部門)で優勝経験があります。珈琲のこと、お店のこと、日常のいろいろな出来事を書き残せたらと思い始めました!

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    当店スタッフが週替りで配信しているメルマガの中で 面白いものをピックアップして残しておきます!

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    マスター吉良の珈琲との出会いから、これまでのことをコラムにしました。

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コーヒーがそんなところに?

こんにちは。 新人バリスタの小林です。 12月にコーヒーに関する(個人的に)面白い研究結果が報告されたので、少しかみ砕いてご紹介します。 コーヒーに含まれるカフェ酸が半導体デバイスの性能を向上 -電極表面に並ぶことで有機半導体に流す電流を最大で100倍UP- 内容は専門的なので、ざっくりと説明します。 まず半導体とは、よく電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間的な物質であり、熱や電流など様々な条件下で導体になったり絶縁体になったりします。 緻密な電子制御を

    • コーヒーにまつわる映画のお話し

      こんばんは。店長カワムラです。今回のメルマガではコーヒーにまつわるおすすめの映画をひとつご紹介します。日本映画で『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和さんの小説を有村架純、伊藤健太郎、石田ゆり子、吉田羊など豪華キャストで映画化した心温まる作品です。コーヒーが冷めるまでの時間に限り戻りたい過去に戻れるというテーブルをめぐってレトロで奇妙な喫茶店『フニクリフニクラ』を舞台に物語が展開します。過去に戻るにはややこしい色々なルールがあって、そのひとつに物語の肝になる(過去に戻っても過去

      • コーヒーの資格について

        こんばんは。 新人バリスタの小林です。 先日、コーヒーインストラクター1級検定試験の申込みを行いました。 コーヒーの世界にも様々な資格が存在します。 コーヒーマイスターやコーヒーソムリエ、Qグレーダーなど、ご家庭でコーヒーを楽しむ為に役に立つものから世界に通用する専門的なものまで、意外と多くの種類があります。 コーヒーインストラクターは、その中でも高度で専門的な知識と鑑定技術を取得した者に認定される資格になります。 とはいえコーヒーの試験ってどんな感じなの?と思われるか

        • チョコレートとよく合うバレンタインブレンド

          こんばんは!店長カワムラ 今回のメルマガは期間限定のニューアイテム、 バレンタインブレンドについて深掘りします。 商品説明にあるブラジル、タンザニア、インドネシアロブの深煎りとは? *ブラジルの豆はナッツやチョコのような甘味と香ばしさ、  優しい飲み口が特徴です。 *タンザニアの豆は深煎りすることで程よい苦みと甘味、コクが増します。 *最後のインドネシアロブはロブスタ種という品種の豆で  通常コーヒー専門店ではアラ ビカ種100%でのブレンドが一般的ですが  このロブ

        コーヒーがそんなところに?

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        記事

          デカフェ、カフェインレス、ノンカフェイン

          みなさんこんにちは! 新米バリスタの小林です。 今回はコーヒーに含まれるカフェインについてお話しようと思います。 カフェイン、一度は耳にしたことがあるかと思います。 コーヒー飲料、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラ、エナジードリンクや栄養ドリンクなどの飲料、チョコレートなど、様々なものに含まれています。 また、夜コーヒーを飲んだら眠れなくなった、という経験をされた方は多いのではないでしょうか。 その原因はカフェインによる脳の覚醒にあります。 といってもカフェインに直接

          デカフェ、カフェインレス、ノンカフェイン

          珈琲生活を楽しむための焙煎豆の購入術

          だんだんと寒くなってきてホットコーヒーを飲みたくなる季節になりました。 メルマガ初登場の店長カワムラです。 ネットで手軽に新鮮な自家焙煎珈琲が購入できますが、 今回のメルマガではよりご自宅で珈琲生活を楽しむための方法をご提案します。 自家焙煎珈琲豆を買うなら1種類よりも2~3種類がオススメ。 例えばブラジル、コロンビア、ガテマラの3種類を購入したとします。 もちろん3種類の味を楽しめますがこの3種類豆をその時の気分によって ブレンドしてみると何種類もの味を自分で作り出すこ

          珈琲生活を楽しむための焙煎豆の購入術

          吉良屋珈琲物語⑤

          こんにちは、マスター吉良です。 昨日無事に看板も付き、やっとお客様をしっかりとお迎えできる 体制が整いました。 がっ、しかし今日は朝から大雪。っということで執筆しています。 本店:Cafe de UN Danielsと新店:吉良屋珈琲、オンラインストアや 公式LINE、フェイスブックやインスタグラム色々と皆様に情報提供するものがあります。 私達自身もそうですが、お客様にも一度情報を整理させていただこうと思い 記事にさせていただきました。 これからもより皆様に利用しやすい環境を

          吉良屋珈琲物語⑤

          珈琲と私〜50〜

          50回なんとか続きました。ありがとうございます!こんばんはマスター吉良です! 「珈琲と私」第50回 今回で一区切りとさせていただきます。 新型コロナウイルスの影響で「STAY HOME」を余儀なくされ、 何か皆様のお役に立てることはないかと考え、始めた「珈琲と私」の連載。 50回に渡り、私の幼少期から現在に至るまでのお話を書かせて頂きました。 沢山の方々から、「楽しみに読んでるよ!」というメールや直接お声をかけていただきました。中には直接お手紙を頂いたお客様もいらっしゃい

          珈琲と私〜50〜

          珈琲と私〜49〜

          サイフォンの雑学色々こんばんはマスター吉良です! 「珈琲と私」第49回です。 今日でサイフォンのお話は最後です。 「サイフォンのお話〜5〜」 最後にサイフォンについての雑学を色々とお話します。 【ろ過布の交換は50杯程度】 よく聞かれるのが、ろ過布の交換のタイミング。 一枚のろ過布で大体50杯ほど使えます。お店で使う場合は、数本を使いまわしながら 使用するので、交換日を決めておくと良いと思います。 私のお店では、6本のロートを使用しています。一日のサイフォン珈琲の出る

          珈琲と私〜49〜

          珈琲と私〜48〜

          撹拌の極意!こんばんは、マスター吉良です! 「珈琲と私」第48回です。 今日もサイフォンのお話です。 「サイフォンのお話〜4〜」 サイフォンにとって重要な作業【撹拌】についてお話します。 【撹拌】とは簡単にいうとかき混ぜることです。 そしてサイフォンにおいて味を出す上で非常に重要な工程となります。 撹拌については、様々な考え、方法がありますので、吉良流ということで聞いてください。 先にも述べましたが、撹拌は味を出す上で重要な作業ではありますが、 私は撹拌で味を出している

          珈琲と私〜48〜

          珈琲と私〜47〜

          サイフォンのレシピの作り方こんばんは、マスター吉良です。 「珈琲と私」第47回です。 今日もサイフォンのお話です。 「サイフォンのお話〜3〜」 【レシピ】 お店やご家庭でサイフォンを淹れる時のレシピの作り方をお話しますね。 1人前 出来上がり150ml(カップ1杯)として 使用するお湯の量は160ml、豆の使用量は15gです。 2人前の場合は320mlに豆は25g使ってください。 それよりも多い場合は、お湯は160mlに人数をかけてください。 豆は15gに人数分をかけ

          珈琲と私〜47〜

          珈琲と私〜46〜

          お店開店予定なら、サイフォンおすすめです!こんばんは、マスター吉良です。 「珈琲と私」第46回です。 今日もサイフォンのお話です。 「サイフォンのお話〜2〜」 もし、お店を開きたい、それも珈琲に比重をおいたカフェ、喫茶店を考えている方は サイフォンも抽出器具の一つに考えてみてください。 今日はサイフォンの長所をお話します。 【レシピを作りやすい】 最近では、ドリップやエスプレッソも液体量で抽出レシピを作ったりしていますが サイフォンはそもそもお湯を計量してから抽出に入

          珈琲と私〜46〜

          珈琲と私〜45〜

          サイフォンってどんな器具?こんばんはマスター吉良です! 「珈琲と私」第45回です。 50回までの5回はサイフォンのお話をしようかと思います。 「サイフォンの話〜1〜」 サイフォンとは1840年イギリスのナピアーという方が発明した 蒸気圧を利用した抽出器具です。 発祥はイギリスですが、抽出器具として育った国は、日本と言って良いかと思います。 1965年ぐらいから80年過ぎぐらいまで、日本では喫茶店ブームが起こっており、 王道の喫茶店から、ジャズ喫茶、ロック喫茶などいろんな

          珈琲と私〜45〜

          珈琲と私〜44〜

          ラテアート世界大会2回戦こんばんは、マスター吉良です。 「珈琲と私」第44回です。 今日は「Coffee Fest LATTE ART WORLD Championship 」2回戦のお話です。 一回戦を僅差で勝ち抜くことができ、2回戦では当時、 THE THEATRE COFFEE(だったと記憶してます)の赤川くんとの対戦でした。 彼は、12オンス(約360ml)のラテボウルを使い、非常に細かいラインを重ねた 繊細なラテアートを描くバリスタで有名でした。 私は7オンス(

          珈琲と私〜44〜

          珈琲と私〜43〜

          ラテアート世界大会 1回戦こんばんは、マスター吉良です。 「珈琲と私」第43回です。 今日は「Coffee Fest LATTE ART WORLD Championship 」一回戦のお話です。 大会の開催日は学校の春休み期間でした。家族も一緒に東京に行きたいと言うので 応援にでも来てくれるのかと思ったら、「ディズニーランドに行きたい!」との事(笑) まぁ普段どこにも連れて行ってあげてないので、罪滅ぼしの意味も込めて大会の前の日は 皆でディズニーランドに行ってきました

          珈琲と私〜43〜

          珈琲と私〜42〜

          いろいろなものに挑戦しました!こんにちは、マスター吉良です。 「珈琲と私」第42回です。 Cafe de UN Danielsを立ち上げてから、店の認知度を高め、自身の技術も高めるために 様々なことに挑戦してきました。 エスプレッソの大会に出たり、ラテアートの大会に出てみたり、マルシェ、百貨店の催事出店などホント色々なことをしてきました。 今日はラテアートの大会に出た時の事をお話しますね。 壱番窯で立ち上げたCafe de UN からエスプレッソ、ラテをはじめ、Cafe

          珈琲と私〜42〜