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ローランド・アルフォンソ plays ジャズ・スタンダード

英国を代表するDJ、スカ・ミュージシャンのギャズ・メイオール(Gaz Mayall)。(なんと、英国ブルーズ・ミュージシャン、ジョン・メイオールの息子さんです!あの、若き日のエリック・クラプトンも参加したジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの!)

英国のモッズにも大人気だったジャマイカのスカ・ミュージシャン、プロデューサーであるプリンス・バスター(Prince Buster)の曲を、ギャズ・メイオールがコンパイルした名盤「King of Ska」。

このアルバムに、今回ご紹介するジャズ・スタンダード「Almost like being in love」は入っています。

いわゆるジャズ・スタンダード曲というのは、多くがブロードウェイのミュージカル用に作られた曲を、ジャズ・ミュージシャンがジャズっぽく崩して演奏し、スタンダード化しているのですが、この「Almost like being in love」もご多分にもれず、元々はブロードウェイ・ミュージカルの曲でした。

「雨に唄えば(Singing In The Rain)」で有名なハリウッド・ミュージカル俳優、ジーン・ケリー(Gene Kelly)

「Almost like being in love」も、ブロードウェイ・ミュージカル「Brigadoon」をハリウッド映画化した中で、ジーン・ケリーが歌って有名となった曲です。

多くのジャズ・ミュージシャンによってカバーされており、
ヴォーカル入りとしては、ナット・キング・コール(Nat King Cole)や、

フランク・シナトラ(Frank Sinatra)もカバーしていますし、

インスト・バージョンでは、チェット・ベイカー(Chet Baker)もクールにカバーしています。

でも!!
何といっても、ダントツにクールなのでは、プリンス・バスター「King of Ska」に入っているジャメイカン・バージョンでしょう!
プリンス・バスターがプロデュースしたインスト・バージョン。
メインのメロディを奏でるサックスを演奏するのは、我が敬愛するローランド・アルフォンソです!!

では、お聴きください、「Almost like being in love」by ジャメイカン・グレイト・ジャズ・ミュージシャン、ローーーランド・アルフォンソ!!

染みわたるメロディ、そしてソウル(魂)…
カッコよすぎます…

このアルバムの「Almost like being in love」、10年ほど前にCDで知ったときから好きでよく聴いており、ここ数年、ストリーミングでこのアルバムを見つけてからは特に繰り返し聴いているのですが、サックスを吹いているのがローランド・アルフォンソと知ったのは、実は最近なんです。
偶然、このサックスが、あの大好きなローランド・アルフォンソだと分かったときは鳥肌ものでしたね~

ちなみに、このアルバム「King of Ska」には、英国のモッズ達が大好きなプリンス・バスターが歌う、この2曲も入っています。
ご参考までに…

「Madness」

「Enjoy Yourself」


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