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良く寝るやつが最後には勝つ

大学の教授がゼミの最後のセッションでくれた言葉です。その言葉はこんな風に続きます。

「君たちはこれからいろいろなことをするだろうけど睡眠を削ってまでやらなければならないことは無い。それでは元気で。」

教授は当時60歳くらいで貧しい日本や高度成長期を過ごしてきた世代。その経済学部の教授が真顔で言った言葉です。教育実習で生涯に一度だけ母校の教壇に45分間立ったときには、わざわざ東京から一時間かけて見に来てくれた... 大好きな先生でした。

言葉っていうのは不思議なものでその意味とは真逆のことをしていても、心の中で灯りをともしてくれます。ブラック職場で朝8時から夜11時過ぎまで一日の休みもなく193日間働いたときもこの言葉が自分を支えてくれました。

自分はメチャクチャ打たれ強いスーパーメンタルモンスターです。そんな自分が少し「ヘコタレタ」のは、人間関係や重責や仕事の難しさから来るストレスではありませんでした。

自分の能力では何の問題もないレベルの仕事が目の前に山積みにされていて、その山が毎日少しづつ増えていくこと。
つまり質ではなく量...
終わりが見えない景色...
そんなモノです。
心ってのは自覚のないままに蝕まれていくことがありますので大切にしてあげる必要があります。

土日はパジャマ代わりのスェットの上からパーカーやダウンジャケットを羽織って仕事場に行く。会社と自宅のシームレスな往復。
そんな自分を救っていたのはこの言葉でした。

「良く寝るヤツが最後には勝つ」

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