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「オンリーワンな、お店」を企てるために (自分の志が末端まで途切れないこと)

再編成中の元「開業オーナーフォロー講座」の骨子を整理している中で、「自分の店・事業を作ること」に対して、学生さん達にお話をする機会がありました。

一言で表現すると、大切なことは、
「自身の志が"末端まで"、"途切れない"こと」
だと考えております。

自身の体験・描く未来 や 何が起きても好きな事
↕︎
コンセプト、ありたい姿、屋号
↕︎
[手段]メニュー、サービス、店空間・時間、店舗
↕︎ ・・・ここまでがお店の内側
伝える方法(看板、カード、HP、SNSetc)
↕︎
売れる
...

この、上流が明確に決まっていれば、下流は自ずと決まります。悩むのではなく、考える事になります。
これを、下流から考えてしまう人が多いように感じています。とっ散らかります。

例えば、メニューがあっちこっち散らばって決まらないのは、コンセプトが明確ではないからです。

売上あがる方法や、手段を先に考えると、コンセプトが曖昧にしかなりません。とっ散らかって、何の店か、お客さんに伝わりません。店主本人ですら明確ではないので、当たり前です。


・それぞれの↕︎が途切れていないか?
 どこかひとつでも途切れると「まず売れない」「続かない」「売れてもやがて嬉しくなくなる」「売上以外の目的がなくなる」。

・「売上」などの自分の血の通っていない物事で↕︎を繋いでいるつもりになっていないか?

・そもそも、自分の太い言葉を整理できているかor何が起きても「好き」でいられる事か。

・コンセプトとメニュー&サービスは、誰が見ても納得感を持って伝わるよう、志で接続されているか。掲げる事と、やってることがバラバラになっていたり、遠すぎやしないか。

・確固たる志があり、それが全ての末端まで行き届いていれば、わざわざコンセプトを作ったり明文化したりする必要は全くない。
何をしたらいいかわからなくなる事もなく、煩悩でブレて迷う事もなく、後悔する事もないので。


カフェトリエは曜日でお店が変わりますが、その「場所」に屋号が根付いているか?屋号には志がこもっているのか?を思想の最上位にしています。

店主、店主の志・スタンス、屋号の看板etc...
その場所に店主たちひとりひとりの志が「深く」根付いていない「シェアスペース」「シェアカフェ」は、どうしても個人的に、魅力的に感じられたことがありません。

シェアした分だけ、リスクも分散し、背負うものも減る為、志も分割されて減っているようにも感じられてしまいます。

しかし、解決したい大きな課題の解決「手段」としては、素晴らしい部分がありました。そんなこんなで、あれをこうして、それをこうして、解消して、カフェトリエになりました。


寒い電車ではそんな事を思い出しますね。
かつて、会社員していた時に、「こんなところにいてはいけない」と自分ではわかっていながら続けてしまう矛盾から発生する膨大な負と正がぐちゃぐちゃに混じったエネルギー(マトリックスでは莫大な電力源になる)を使い、毎日毎日満員電車で意識を飛ばしながら、メモ帳に練ってつくっていったなぁと。

このエネルギー、くすぶらせていると、
日々が枯れていき、身心に悪い。
そして、そのうち、エネルギーがなくなっちゃいます☕️


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