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12ヶ月の詩のつめあわせ

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毎月、その月にちなんだ詩や文章を集めてご紹介しています。 季節ならではの言葉の美しさを感じていただけたなら幸いです。
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記事一覧

5月の詩

きらめく季節に たれがあの帆を歌ったか つかのまの僕に 過ぎてゆく時よ 二十才 僕は五月に…

93

4月の詩

時は春 春の朝 朝7時 真珠のごとき露の光る丘の中腹 ひばりは飛翔し かたつむりはサンザシを…

ほたかえりな
1か月前
114

3月の詩

いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのな…

ほたかえりな
2か月前
129

2月の詩

中国茶。ヒアシンスの芳香。薪の火。すみれの鉢──私にとって、それが2月の快い午後のイメー…

ほたかえりな
3か月前
101

1月の詩

1月1日。 一年で最初の日。 オーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケはこう書きました。 …

ほたかえりな
4か月前
117

12月の詩

Do you remember The 21st night of September? Love was changin’ the minds of pretenders …

ほたかえりな
5か月前
82

11月の詩

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。 清少納言『枕草子』 言わずと知れたこの名文を、今まで一度も見聞きしたことがないという人はいないでしょう。 私もこの季節の茜空を目にする度に「秋は夕暮れ…」を口ずさみたくなりますが、実は清少納言はひたすらに風流の人という訳ではなく、当時としては

10月の詩

畑は収穫が済んで裸となり、 冬が口笛を吹いて広場を通る。 十月が炎と黄金の衣装で身を飾る、…

ほたかえりな
7か月前
113

9月の詩

薔薇、菫、なぞは見ても綺麗、香いも素晴らしいし、色も綺麗で、漢字で書いても素敵である。 …

ほたかえりな
8か月前
98

8月15日の詩

8月15日。 この日を〈終戦〉〈敗戦〉〈休戦〉〈停戦〉何と表現しようが、満州事変に始まり、…

ほたかえりな
8か月前
61

8月の詩

哀愁のないサンバは まるで美しいだけの女 これはモライスの言葉 1966年のフランス映画『Un h…

ほたかえりな
9か月前
90

7月の詩

今は一年の高潮のとき、 引き潮で攫われた人生の一部は 楽しげな泡の満ち潮とともに戻ってくる…

ほたかえりな
10か月前
112

6月の詩

「ずっと6月が続く世界に住むってどんなだろう」 ルーシー・モード・モンゴメリは、物語の中…

ほたかえりな
11か月前
99