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新しい月の贈りもの

私はドアを開ける。
遠方から来た素晴らしい来客がさっと入る。
その手には贈りものがある。
時間と遠くまで見える瞬間の贈り物
朝と夕の贈りもの
春と夏の贈りもの
秋と冬の贈りもの。
そんな珍しい恵みを携えてくるとは
彼女は天を探したに違いない。

ーアビー・グレアム

大好きな本の中に引用された、ある詩の一節です。
残念ながらこの詩人の情報は、私の調べた限り他には何も見つかりませんでした。もっと多くの作品に触れられないのは残念ですが、一年の終わりの月に相応しい、この詩の豊かさは変わりません。

こんな素晴らしい来客を、自分も歓待したいと願います。
けれどもしかして、すでに私たちも自宅にこのお客を迎え入れ、時を共にしているのかもしれません。

一見やさしいようでいて、とても多くの意味を含んだ詩です。正しい解釈や答えのようなものを探るより、自由に想像をふくらませたり、考えを広げるほうが私は好きです。
同じように感じる方がいらしたら、どうか愉しいひと時を過ごされますように。

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