日本の美 かなで春の句を
随分暖かくなってきました。
出会いと別れの季節で、変化の多いこの時期は精神的な負担が増すように感じます。
そんな中でも、自然界に目を向けるとさまざまな鮮やかな花が咲き、エネルギーが漲っている様子に元気をもらうことができるので、それらでバランスをとるようにしています。
ちょっとミツマタの写真を載せますね。
ミツマタは紙の原料として知られていますが、お花も本当に可愛らしい。
今回は春の句を幾つか書いてみました。変体仮名を使っています。明治33年に小学校令施行規則で一音一字の「平仮名」「片仮名」各48字が定められ、それ以外の「かな」を「変体仮名」と呼んで区別しています。
今では使われなくなった「かな」ということです。
書道、水墨画、茶道、能など日本の芸術文化は余韻や余白を大切にしています。
俳句という文学もまた、言葉を省略し、本質をひきたたせ、感動を伝える点に心惹かれるものがあります。
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