愛すべき矛盾
物事を合理的に考えるのは
最近の流行りのような気がする。
それだけたくさんの物事に囲まれ
私たちは暮らしているのだろう。
両手に抱えられるよう
取捨選択が必要なのだ。
ひとつ、気になるのが
合理的というと
動物の生き方。
必要な分だけ食べ、寝て、子を残す。
動物と人間の違いを考えたとき、
人間は
感情を優先させて生きる
選択肢があると思う。
でも、感情は合理的とは
相容れない存在なのではないか。
例えば
" 部屋を広く保つため
捨てたい物がある。
しかし愛着があるため
手放すことが惜しい "
とか。
人間って
合理的とは遠い生き方ができる。
だとして
合理的に生きようとするのは
動物に近づくのだろうか。
社会の評価は
より優れた人間とされていても
視点を変えると
ずいぶんと違うものになる、気もする。
何が言いたいかというと
こういうことを
あれやこれやと想像を巡らせて
矛盾を楽しむ時間を
私は愛しているということ。
冬が近づいて
透けるように白い月が綺麗だね。
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