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【書評】 何度でもリセット元コンサル僧侶が教える 「会社軸」から「自分軸」へ転換する マインドセット


何度でもリセット元コンサル僧侶が教える
「会社軸」から「自分軸」へ転換する マインドセット

 会社軸から自分軸へ:人生100年時代を生き抜くための羅針盤


「会社のために頑張ってきたのに、突然リストラ…これから自分はどうすればいいんだろう。」**

「安定した会社員生活を送っているけれど、本当にこれでいいのか、モヤモヤする。」

現代社会を生き抜く私たちにとって、キャリアの選択はますます複雑化しています。かつてのように、会社に身を委ねれば安定した人生を送れた時代は終わりを迎えました。

そんな時代だからこそ、「自分軸」を持つことが重要です。

本書『何度でもリセット 元コンサル僧侶が教える 「会社軸」から「自分軸」へ転換する マインドセット』は、2浪、銀行員、コンサルタント、僧侶と、型破りなキャリアを歩んできた安永雄彦氏が、自身の経験を踏まえ、「自分軸」を見つけるためのヒントを教えてくれます。

「会社の課題」と「自分の課題」は違う

会社員として働く私たちは、ついつい「会社の課題」と「自分の課題」を混同してしまいます。しかし、会社のために頑張ることが、必ずしも自分にとっての幸せとは限りません。

本書では、ライフラインチャート2分だけ日記という2つのツールを用いて、「自分の軸」を見つけるための方法を紹介しています。

ライフラインチャートは、人生を振り返り、心が高揚した瞬間や落ち込んだ瞬間を可視化するツールです。過去の経験から、自分が何に喜びを感じ、何に苦痛を感じるのかを客観的に分析することができます。

2分だけ日記は、制限時間の中で思いつくままに書き出すことで、頭の中を整理し、潜在的な意識を引き出すツールです。論理的に書く必要はなく、思いつくままに言葉を書き連ねることによって、自分自身の心の声に耳を傾けることができます。

失敗を恐れず、チャレンジし続ける

本書の著者は、失敗を恐れずにチャレンジすることの重要性を強調しています。

人生は山あり谷あり。失敗を経験することは誰にでも起こります。しかし、失敗から学び、次に活かすことで、人は成長することができます。

「自分の軸」は一度で見つからない

「自分の軸」は、最初から明確に存在するものではありません。

本書では、著者が自身のキャリアを通して「自分軸」を見つけていく過程を紹介しています。


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本書を読んだ感想として


本書は、著者の安永雄彦氏のユニークなキャリアと、そこから導かれる人生観に焦点を当てています。

安永氏は医学部志望からのキャリアパスを経て、銀行員からエグゼクティブ・サーチ・コンサルタント、そして会社経営者、さらには僧侶としてのキャリアを築いています。その道のりは、最初から計画的に歩んだわけではなく、失敗や挑戦を経ながらも、好奇心を大切にして進んできた結果だと述べています。

著者が強調するのは、「自分の軸」を持つことの重要性です。自分の軸を持つことで、自分の人生を主体的に生きることができるとしています。これは、失敗を恐れずにチャレンジし、成長に向かって行動することを奨励するものでもあります。

そして、「自分の軸」を見つけるためには、自己観察が不可欠だとしています。そのためには、過去の出来事や感情を振り返り、自分がどんなときに喜びを感じるのか、どんなときに充実感を得られるのかを考える必要があります。本書では、「ライフラインチャート」というツールを使って自己観察を促しています。また、「2分だけ日記」という手法も紹介されており、簡単に自分の内面と向き合うことができる方法を提案しています。

著者は自らの経験を通じて、読者にも自己成長の機会を提供しています。彼のキャリアや人生観から学ぶことは多く、自己啓発やキャリア形成に興味がある人にとって価値のある一冊と言えるでしょう。


本書を読んでもらいたい人

*会社員として働きながら、自分の人生に迷っている方

* 安定よりも、自分らしい生き方を追求したい方

* 失敗を恐れずに、チャレンジしたい方


本書とあわせておススメする書籍

* 「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考

* 人生で読んでおいた方がいいビジネス書75冊

* 考えすぎない練習


本書のまとめ

自己成長やキャリアの方向性を模索する際に、「自分の軸」を見つけることが重要であるとされます。著者は、自らの経験を通じてその重要性を説き、具体的な方法を提案しています。

まず、「ライフラインチャート」という手法を用いて、自身の人生やキャリアの波を可視化します。これは、生まれてから現在に至るまでの出来事を振り返り、そのときの心の充実度や幸福度をグラフに表します。その波形から、「自分がどんなときに喜びを感じるか」「どんなときにつらさを感じるか」を考えることができます。

さらに、「2分だけ日記」という方法もあります。これは、短時間で自分の内面に向き合い、思考や感情を文字に表現することで、内面の本音を引き出す手法です。制限時間を決めることで、混乱を避けつつも自由な発想を促します。

これらの方法を通じて、自分の本質や価値観、やりたいことを見つけ出すことができます。そして、それが自分の軸となり、主体的に人生を歩むための基盤となるのです。

会社軸から自分軸へ。人生100年時代を生き抜くための羅針盤となる本書を手に、あなただけの幸せを見つけませんか?

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