午前二時にまばたき

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午前二時にまばたき

眠れないならこのままで。 小説書いてみてます。 https://instagram.com/calling.u https://instagram.com/spica.26

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自己紹介に代えて

毎日ではないが、ちまちま更新した読みづらい記事をありがたいことに見ていただく機会が増えました。 なので、今更ですが、提供されている10問をお借りして自己紹介に代えさせていただきます。 noteを継続するためにも、自分でも見返せるように。 1 どんなnoteを書いていますか。 読書感想文、映画感想文、小説。 今後は自分の好きなものやこと、お題に沿って書いていくつもりです。 2 名前の由来はなんですか。 当初はInstagramで calling.u でアカウントを作成

    • 2024/03/08 同じ職場の子が挑戦したコーヒースタンド。本気の好きって、上手くいかず悩んで辛くてそれがどんなに長くても、一瞬の楽しいとか嬉しいが勝る。マイナスに向いてた心の矢印がぎゅんって動いて、うわああやっぱり好きだー!ってなる気がする。楽じゃないけど楽しくあってほしい。

      • 2024/03/07 読みかけ積読本はこの頃ポルコが見張ってる。彼が堂々立っているのを見ると(う、読まねば)という気に少しはなるのは何故だろう。紅の豚は自分とは似ているところがない登場人物ばかりで、見る度(やっぱり届かない)とため息がでる。これを憧れと呼ぶのだろう。

        • 2024/03/06 随分前に買った本。家が好きになるように大好きだけを集めたら、もう帰るだけで無敵だよねぇ。「私の生活改善運動」にも通ずるものがある気がした。我が家は私のセーブポイント。ポケモンセンター。

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        • 2024/03/08 同じ職場の子が挑戦したコーヒースタンド。本気の好きって、上手くいかず悩んで辛くてそれがどんなに長くても、一瞬の楽しいとか嬉しいが勝る。マイナスに向いてた心の矢印がぎゅんって動いて、うわああやっぱり好きだー!ってなる気がする。楽じゃないけど楽しくあってほしい。

        • 2024/03/07 読みかけ積読本はこの頃ポルコが見張ってる。彼が堂々立っているのを見ると(う、読まねば)という気に少しはなるのは何故だろう。紅の豚は自分とは似ているところがない登場人物ばかりで、見る度(やっぱり届かない)とため息がでる。これを憧れと呼ぶのだろう。

        • 2024/03/06 随分前に買った本。家が好きになるように大好きだけを集めたら、もう帰るだけで無敵だよねぇ。「私の生活改善運動」にも通ずるものがある気がした。我が家は私のセーブポイント。ポケモンセンター。

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        • まばたき
          7本
        • 二時頃
          7本
        • 読書感想文
          6本
        • 星になれなかったもの
          0本
        • 小説
          9本

        記事

          2024/03/05 久々にnoteを開いている。 どんな心境があったのか、何がきっかけか、自分でもよくわからない。たぶん、ただの気まぐれなんだと思う。なんか余裕ができたのかな。Instagramのストーリーと合わせて、長めの独り言、ここでも書けたら。日記みたいなやつを。

          2024/03/05 久々にnoteを開いている。 どんな心境があったのか、何がきっかけか、自分でもよくわからない。たぶん、ただの気まぐれなんだと思う。なんか余裕ができたのかな。Instagramのストーリーと合わせて、長めの独り言、ここでも書けたら。日記みたいなやつを。

          色々あっても諦めんなよって声がする

          眩しい、と同時に、熱く蒸した空気と蝉の大合唱が全身を襲う。 視線の先、数人の乗車客の向こうに陽に焼ける駅のホーム。点字ブロックの濃い黄色い線、アスファルトの隙間から生える雑草の緑。扉が開閉した瞬間、そこに切り取られた夏を見る。 そうだ、今は、夏だ。 今年に入って職場への行き来に電車を利用するようになり、その窓や扉の向こうの景色から季節を知るようになった。 そして、今は夏。 こうやって知らない誰かが操縦する鉄の箱に身を任せ揺られる日々を過ごすようになって、いつの間にか季節はふ

          色々あっても諦めんなよって声がする

          あなたの正義。私の宝もの。

          遅ればせながら、 あけましておめでとうございます。 年末から元旦にかけて読んだ本。 朝井リョウさんの「正欲」 ずっと読みたくて、でも何故か怖くて、図書館で借りることにした本。 あ。そうです。 わかりやすく朝井さんハマってます。 面白かった。本当に面白かった。 あっという間に読み終えてしまった。 もちろん、腹を抱えて笑った可笑しさではない。 一瞬で読み終えた本を一言で語るなら、「面白いよ」と言うしか言葉が見つからない私の陳腐さが憎い。 だって、「色々考えさせられるよ」って

          あなたの正義。私の宝もの。

          先日、深夜にぼんやりと、まとまりのない長い文章以外に、短く、それもまた、まとまってはいない言葉を置いておく場所をと、新たにマガジン「星になれなかったもの」を作りました。以前Instagramで語ったものも、時々開ける場所に。ご興味あったらどうぞ。これはただ好きな短歌集。

          先日、深夜にぼんやりと、まとまりのない長い文章以外に、短く、それもまた、まとまってはいない言葉を置いておく場所をと、新たにマガジン「星になれなかったもの」を作りました。以前Instagramで語ったものも、時々開ける場所に。ご興味あったらどうぞ。これはただ好きな短歌集。

          silentを見た翌朝に、雪が降っていたから。

          珍しく連日の投稿になる。 それはたぶん、昨夜「silent」の最終回を見たからだ。 そして、今朝、雪を見たから。 夫が家を出るのを見送る時、開いたドア越しの薄い灰色の景色に、白いチリのような雪が舞っていた。 すぐにsilentの一話を思い出した。 一話の始まりで、高校生の紬と想が朝待ち合わせ登校する場面でも、こんなふうに雪が降っていた。 そう、最終回に出てきた、あの花みたいな雪が空中に漂っていた。 部屋に戻ってカーテンを開けた。 窓越しの目の前の風景とドラマのシーンを

          silentを見た翌朝に、雪が降っていたから。

          大人のためのクリスマス本

          ああ、クリスマスか。 朝の情報番組での「3日連続クリスマス特集!」。 外出した時に建物や木々に巻かれている電球。 スタバの紙カップの赤色。 日常を過ごしているだけで、それは強く意識させられる。 もう部屋を飾りつけたり、プレゼントを何にしようかと考えたり、ケンタッキーかモスチキンか予約したりすることはなくなった年齢だけど。 (たぶん年齢じゃなくてね、性格だよね。私の場合) 見渡した時に視界に入るものたちに「クリスマス、もうすぐですよ!」と主張されるたびに、「そうだった」と少

          大人のためのクリスマス本

          小説 コンタクトレンズ #6

           次の日は大学に行った。人通りのほとんどないキャンパスは閑散としている。もう半月ほど経てば新入生で溢れかえり、膨らんだ桜の蕾も開いて、ぐんと春らしくなるだろう。数年前の自分もその中にいたなんて、ふと夢を見ていた気分になる。人のいない食堂、中庭の茶色い芝生を横切る。静かな建物のあちこちに面影が映る。あまり長居したくなく、足早に研究室へ向かった。  ノックすると、どうぞ、と返事があったのでドアを開けた。そこに広がる景色を見て、視界から全身に懐かしさが駆け抜けた。中央にはディスカッ

          小説 コンタクトレンズ #6

          大切に使っている言葉。いつかくるその日まで、大切にとってある言葉。

          自分で言葉を考えるのが好きだ。 景色や映像を見たり、本を読んだり、誰かと一緒にいたりして感動したとき。 脳内に、これまで自分が覚えた単語たちが溢れる。 この感動にはどれが一番似合う?どれが人に伝わる? 手のひらに広げてみて、取捨選択していく。 どんな言葉を用いてその感動を表現しようかと考えるのが好きだ。 同じくらい、 もともとの言葉の意味を考えるのも、好きだ。 歌詞とか短歌、映画の中の台詞、小説の一文、遠い星や人の名前、キャラクターにつけられた商品名、キャッチコピーに胸

          大切に使っている言葉。いつかくるその日まで、大切にとってある言葉。

          恋愛観をaikoで語らせてください

          以前、「趣味は何?」と聞かれた時に「本読んだりとかですかね」と相手の顔色を伺いながら答えると言った。 もし会話が続いて「どんな本読むの?」と聞かれたら、みんなどう答えているのだろう。本のジャンルだろうか。 それとも好きな作家、最近読んだ本のタイトルをあげるだろうか。 先日、まさにこの、手に汗握る(私はね)会話が繰り広げられた。 「どんな本読むの?」と聞かれた私。 うっわー会話繋がったわ、と焦って、なんて言ったと思う? 「あ、小説とかですかね」 以上。 お相手は「そうなんで

          恋愛観をaikoで語らせてください

          私は母性を想像することしかできないけど

          私は女性で、既婚者。年齢は30代前半。 パートナーは男性で、籍を入れて4年経つ。 一緒に暮らし始めたのは、それより少し前だ。 子どもはいない。 宿したことも、ない。 母は映画を見るのが好き。私は本を読むのが好き。 会った時にはよく互いが見たり読んだりした作品や、 今気になっている作品について話す。 ある日、母が「CMで見る『母性』見たいんだよね」と言った。 私はまだ原作を読んだことがなかった。 主演である女優二人の演技は実力派だし、 原作を執筆した作家の他作品は過去拝読し

          私は母性を想像することしかできないけど

          短編小説 幸せの証明

           深夜、駅から少し離れた正面に公園があるコンビニの、左から数えて2番目の駐車場の車止めブロックでいつも待ち合わせた。別にそう決めたわけじゃない。だけど、何度か数奇な時間帯に顔を合わせていたら、不思議と待ち侘びている自分がいた。  きっかけはある夜、煙草の火を点けて顔を上げた時、和羅がコンビニに入った。その名前はのちに知ることになるが、煙草をちょうど吸い終わる頃にまだ名を知らない和羅という女が出てきた。煙草の吸い始めと吸い終わりは自分の内側より外側の景色がよく見える。だから、吸

          短編小説 幸せの証明

          小説 コンタクトレンズ #5

           店を出る時、時計を確認した。どうにか終電に間に合いそうな時刻だった。  4人で飲み始めてから早々に菜生の酔いが回り、ひとしきり大きな声で話をした後にウトウトし始めた。明日は休みだと聞いていたので、菜生の彼氏に連絡しておいて正解だった。彼氏の園田くんは会計をする直前に現れ、私たちの前で大きな図体を恐縮そうにすぼめた。 「瑞里ちゃんごめんね。今日終わったら連絡するって言ってたのに来なくて。心配してたんだよ」園田くんはいつ会っても童謡に出てくるクマを連想させる。丸い眉毛を下げて、

          小説 コンタクトレンズ #5