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"飼育の興味" の持続のために

とある獣医の先生が、ヘビの飼育は ”飽きとの戦いである” とおっしゃっていました。
実際、始めてみるとわかりますが、ヘビの飼育は比較的、短調な作業が多いので、興味が持続できない方も多いようです。

その解消法として、新たなヘビを購入し、個体数が増えてゆく。その結果、個体ごとに十分な世話ができずに健康が悪化、寿命も短くなってゆくという悪循環は数多くみてきました。

こうした事態を起こさないためには、ヘビの飼育についての "興味の持続" が重要となります。
1個体、1個体に十分な愛情を注ぐことができれば、決して飼育管理が "飽きる" などということはありません。

"今飼育しているヘビ" への興味の持続のために有効な方法の1つとしては、さまざまな方法がありますが、飼育個体にストレスをかけてしまってはどうしようもありません。例えば写真を頻繁に撮影する(そのためにケージから出す)、無用な保定を繰り返すなどと言った方法は、ヘビに無用なストレスをかけ、寿命を縮めることにもつながりかねません。

健全、健康な方法の1つとしては、ヘビを飼育すると同時に、ケージ内のさまざまな動植物を同時に育てるという方法があります。
健全なケージはヘビだけでなく、さまざまな動植物の成長、繁殖にも有効な効果をもたらします。
ケージ内に植物を植えて育てても良いでしょう(ただし、繊細な植物はヘビの活動により:上に乗って押し倒してしまうなど、弱ってしまいますのでむしろ "雑草" と呼ばれるようなタフな種がよいでしょう)。
また、小さな無脊椎動物も床材の健全化に役立ってくれることでしょう。

ヘビの飼育では、"ヘビだけ" を育てるのではなくその周りの環境も一緒に育ててあげることでより健全な環境の構築ができます。

"飽きを予防する方法"、その1つとして動植物をケージ内で育てるという方法が有効な場合があります。

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