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"1日のリズムをつける" ことの重要性

ヘビを飼育していると、彼らは確実に "時間感覚" を持っているということがわかります。
これは昼行性あるいは夜行性、といった単純な話しではなく、もっと細かい時間の区切りで、例えば朝、飼育している部屋に日が射す頃になると地中から這い出してくる個体が多い。

一方、夕方、カーテンを閉める頃には昼間活動をしていた個体は寝床に入って休みます。また、活動時間帯が夜に寄っているヘビは19:00を過ぎるくらいにならないと動き出しません。
仮に空腹であっても "夜が好きな" ヘビが日中にねぐらから這い出してきて動き回るということは稀です(以前にも記したように、全くないわけではありません。活動の基準についてもまた、彼らなりの意思があるのだと思います)。

こうしたことを考えると餌を与えると時間や室内に自然光を入れる時間、カーテンを閉めて室内を暗くする作業などは毎日、同じ(くらいの)時間に行った方がよいと考えられます。
それによりヘビの体内のリズムが作られ、さまざまな生理活動が健全に進行することへとつながります。

以前に昼夜で光量に勾配をつけた方がよい、と記し(https://note.com/calliophis/n/n9a7012c737bc)、そこでヘビの時間感覚について少しご紹介しましたが、"時間感覚の正常化"を促すためには、光の管理だけではなく給餌や管理者が部屋に入る時間なども、年間を通してほぼ統一化することが重要です。

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