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労務と経理の違いとは?業務内容と役割の違いを解説

こんにちは!SalesBox株式会社です!様々な企業の採用・労務のお手伝いをしてきた経験を生かし、皆さんの問題解決の一助になるような情報を毎日お届けしています!

今回は「労務と経理の違い」に焦点を当てて解説します。

労務と経理は、企業運営において欠かせない2つの部門です。どちらも会社や従業員のお金に関わる業務を担っていますが、その役割や業務内容は大きく異なります。

このブログでは、労務と経理の業務内容の違いに焦点を当てて、それぞれの部門が企業運営においてどのような役割を果たすかを解説します。


労務と経理の基本的な役割

労務の役割

労務の役割は、従業員の労働環境を整備し、労働者の権利を守ることです。具体的には、以下の業務を担っています。

  • 勤怠管理:従業員の労働時間を管理し、給与計算の基礎データを作成する

  • 給与計算:従業員の労働の対価である給与を計算する

  • 社会保険手続き:従業員が加入する社会保険の手続きを行う

  • 労務相談:従業員の労働に関する相談に対応する

労務は、従業員が安心して働ける環境を整備するために欠かせない部門です。労働基準法や社会保険法などの労働法令を遵守し、従業員の権利を守る役割を担っています。

経理の役割

経理の役割は、会社のお金の流れを管理し、経営判断をサポートすることです。具体的には、以下の業務を担っています。

  • 会計処理:会社のお金の流れを記録し、財務諸表を作成する

  • 財務諸表作成:会社の財政状況を把握するための財務諸表を作成する

  • 税務申告:会社が納める税金を計算し、申告する

  • 資金調達:会社の事業活動に必要な資金を調達する

経理は、会社の経営を円滑に進めるために欠かせない部門です。会社の財政状況を把握し、経営判断に必要な情報を提供する役割を担っています。

労務と経理は、どちらも企業運営において重要な役割を担っていますが、その役割や業務内容には大きな違いがあります。

労務は、従業員の労働に関する業務を担うのに対し、経理は会社のお金に関する業務を担います。

労務は、従業員の権利を守り、安心して働ける環境を整備することに重点を置いています。一方、経理は、会社の経営を円滑に進め、利益を最大化することに重点を置いています。

労務と経理は、どちらも企業運営において重要な役割を担っています。それぞれの業務内容や役割を理解し、協力しながら業務を進めることで、より効果的な企業運営につなげることができます。

労務と経理の具体的な業務

労務の具体的な業務

労務の具体的な業務には、以下のようなものがあります。

  • 勤怠管理

    • 出退勤時間、休憩時間、時間外労働時間、出欠勤日数、有給休暇の取得日数などを記録する。

    • 労働基準法や就業規則などの労働法令を遵守し、従業員の労働時間や休憩時間を管理する。

  • 給与計算

    • 従業員の労働時間や出勤日数、給与の計算方法などを基に、給与を計算する。

    • 労働基準法や社会保険法などの労働法令を遵守し、給与を正しく計算する。

  • 社会保険手続き

    • 従業員が加入する社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険など)の手続きを行う。

    • 労働基準法や社会保険法などの労働法令を遵守し、社会保険の手続きを正しく行う。

  • 労務相談

    • 従業員の労働に関する相談に対応する。

    • 労働基準法や就業規則などの労働法令に精通し、従業員の疑問や不安を解消する。

労務の業務は、従業員が安心して働ける環境を整備するために欠かせないものです。

勤怠管理や給与計算は、従業員の労働の対価を正しく支払うために必要不可欠な業務です。また、社会保険手続きは、従業員が安心して生活を送るための基礎となるものです。

労務担当者は、これらの業務を正しく行うことで、従業員の権利を守り、安心して働ける環境を整備することに貢献しています。

経理の具体的な業務

経理の具体的な業務には、以下のようなものがあります。

  • 会計処理

    • 会社のお金の流れを記録し、財務諸表を作成する。

    • 取引の発生ごとに、日記帳や仕訳帳に記録する。

    • 月末や決算期には、財務諸表を作成し、会社の財政状況を把握する。

  • 財務諸表作成

    • 会社の財政状況を把握するための財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)を作成する。

    • 財務諸表は、経営判断や投資判断に必要な情報源となる。

  • 税務申告

    • 会社が納める税金(法人税、所得税、消費税など)を計算し、申告する。

    • 税務申告は、法律で定められた義務であり、正しく行うことが重要である。

  • 資金調達

    • 会社の事業活動に必要な資金を調達する。

    • 銀行からの融資や株式の発行など、さまざまな方法で資金調達を行う。

経理の業務は、会社の経営を円滑に進めるために欠かせないものです。

会計処理や財務諸表作成は、会社の財政状況を把握するために必要不可欠な業務です。また、税務申告は、法律で定められた義務であり、正しく行うことが重要です。

経理担当者は、これらの業務を正しく行うことで、会社の経営をサポートしています。

労務と経理の協力関係

労務と経理、どっちが向いている?業務内容と役割の違いを解説

目次3:労務と経理の協力関係

給与計算における労務と経理の協力関係

給与計算は、労務と経理が共同で行う業務です。労務は、勤怠管理や社会保険手続きなどのデータを基に給与計算の計算式を作成します。経理は、計算式に従って給与を計算し、給与振込を行います。

労務担当者は、勤怠管理や社会保険手続きなどのデータを基に、給与計算の計算式を作成します。給与計算の計算式は、従業員の勤務時間や出勤日数、給与の計算方法などによって異なります。労務担当者は、これらのデータを正確に把握し、適切な計算式を作成する必要があります。

経理担当者は、労務担当者から提供された計算式に従って、給与を計算します。給与計算は、労務法令や社会保険法令を遵守して行う必要があります。経理担当者は、これらの法令を正しく理解し、給与を正しく計算する必要があります。

また、給与計算には、各種控除や特別手当などの計算も含まれます。これらの計算は、従業員の個々の状況によって異なります。労務担当者と経理担当者は、連携して、正確かつ迅速な給与計算を行う必要があります。

労務相談における労務と経理の協力関係

労務相談においても、労務と経理は連携して対応することがあります。労務担当者が対応できない労務に関する相談については、経理担当者に相談することもあります。

例えば、従業員が退職する際に、退職金や未払い賃金の計算が必要になります。このような場合は、労務担当者が経理担当者に相談して、正確な計算を行う必要があります。

また、従業員が育児休業や介護休業などの休暇を取得する際にも、労務と経理は連携して対応することがあります。労務担当者が休暇の取得に関する手続きを行う際に、経理担当者に休暇中の給与計算に関する相談をすることもあります。

労務と経理は、それぞれの業務内容や役割を理解し、協力しながら業務を進めることで、従業員が安心して働ける環境を整え、会社の経営を円滑に進めることができます。

労務と経理は、それぞれ異なる役割を担っていますが、密接に連携して業務を進めています。

給与計算では、労務担当者は勤怠管理や社会保険手続きなどのデータを基に、給与計算の計算式を作成します。経理担当者は、計算式に従って給与を計算し、給与振込を行います。

労務相談においても、労務担当者が対応できない労務に関する相談については、経理担当者に相談することもあります。

労務と経理は、それぞれの業務内容や役割を理解し、協力しながら業務を進めることで、従業員が安心して働ける環境を整え、会社の経営を円滑に進めることができます。

労務と経理の適性

労務に向いている人

労務の仕事は、従業員の労働環境を整備し、労働者の権利を守ることです。そのため、労務に向いている人には、以下の特徴があります。

  • 人事や法務に興味がある人

労務の仕事では、人事労務に関する法律や規定を理解し、運用することが求められます。そのため、人事労務に関する知識や関心があることが大切です。また、法務に関する知識や関心があれば、労働トラブルなどの際にも対応しやすくなります。

  • 細かい作業に手間をかけられない人

労務の仕事では、勤怠管理や給与計算などの細かい作業を正確に行うことが求められます。そのため、細かい作業に手間をかけられないことが大切です。また、几帳面で正確な性格であることも重要です。

経理に向いている人

経理の仕事は、会社のお金の流れを管理し、経営判断をサポートすることです。そのため、経理に向いている人には、以下の特徴があります。

  • 数字や計算が好きな人

経理の仕事では、数字や計算を扱う機会が多くあります。そのため、数字や計算が好きであることが大切です。また、論理的に思考し、問題を解決する力があることも重要です。

  • 状況を分析して課題を解決する力がある人

経理の仕事では、会社の財政状況を分析し、経営判断に必要な情報を提供することが求められます。そのため、状況を分析して課題を解決する力があることが大切です。また、柔軟な対応力や判断力があることも重要です。

労務と経理は、どちらも企業運営において重要な役割を担っています。それぞれの業務内容や役割を理解し、自分に合った部門を選ぶことが大切です。

まとめ

労務と経理は、企業運営においてなくてはならない重要な部門です。それぞれの部門が連携して業務を進めることで、従業員が安心して働ける環境を整え、会社の経営を円滑に進めることができます。

労務は、従業員の労働環境を整備し、労働者の権利を守る役割を担っています。具体的には、勤怠管理や給与計算、社会保険手続き、労務相談などの業務を担当します。

経理は、会社のお金の流れを管理し、経営判断をサポートする役割を担っています。具体的には、会計処理や財務諸表作成、税務申告、資金調達などの業務を担当します。

労務と経理は、それぞれの業務内容や役割が異なります。しかし、両部門は密接に連携して業務を進めています。

例えば、給与計算は、労務と経理が共同で行う業務です。労務担当者は、勤怠管理や社会保険手続きなどのデータを基に、給与計算の計算式を作成します。経理担当者は、計算式に従って給与を計算し、給与振込を行います。

また、労務相談においても、労務と経理は連携して対応することがあります。労務担当者が対応できない労務に関する相談については、経理担当者に相談することもあります。

労務と経理は、それぞれ異なる役割を担いながら、企業運営を支える重要な部門です。それぞれの業務内容や役割を理解し、協力しながら業務を進めることで、より効果的な企業運営につなげることができます。

皆さんの企業活動が成功する一助になれば幸いです。次回は「労務管理と総務の違い」についてお話しします。お楽しみに!

こんなことについても触れてほしいというようなリクエストもお待ちしておりますのでコメントよろしくお願いいたします!


最後に

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