見出し画像

大失恋の話② 恋に落ちたバツイチのアラフォー


彼に出会ったのは夏の終わりだった。
たくさんの草鞋を履いている人だった。

家業を継ぎ、エンタメ系の仕事2種類、さらにもう一つ新しい仕事を増やすと言う。そして勉強漬けの毎日を送っていた。

鬱と慢性疼痛により慢性疲労気味で、活動時間がウルトラマン並みに短い私にとって…信じられない位エネルギッシュでパワフルな人に見えた。

そして、とても変わっている。
私はこの変わっている❗️に弱い。
クセ強めの男ばっかり引いてくるね、と友人に言われる。

何だか踊りながら歩いてるみたいな人だな…
テンション高いな、見た目ちょっと怖い。
でも、びっくりするぐらい言葉が通じた。
趣味や興味の方向性は全く違うようなのに。

大学を卒業してから、周りには社会学や哲学、文学…そんな話をする人はほとんどいなかったので、
単純に嬉しかった。

彼のこれからを、そばでずっと見ていたいと思ってしまったのだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?