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File.8 歴代のカメラたち。

カメラを始めたキッカケ。

趣味としてカメラを始めたのは今から11年前の2013年の事。
もう1つの趣味で続けていたモトクロス(一応プロを目指していた)で知り合った人生の先輩が、一眼レフカメラで撮影したという写真を当時バイク仲間で繋がっていた mixi にアップしているのを見て

『一眼レフカメラで撮ると、あんな素敵な写真が撮れるのか』

と痛く感動し、自分なりにリサーチして初めて買ったのがこの Canon EOS kiss x6i だった。

Canon EOS kiss x6i (APS-C)

Canon EOS kiss x6i EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM ズームレンズキット

私がようやくスマホに移行したくらいの時期で当時のスマホは今ほどカメラ性能が高くなく、圧倒的に一眼レフカメラに優位性があった。
が、一眼レフカメラを手に入れたら誰にでも凄い写真が簡単に撮れる訳ではないという現実を突き付けられたのもこの時期。

【一眼レフカメラ】

しかしながらこの言葉の響きは特別で、Canonで初めて採用されたバリアングルモニターなど機能面にも惹かれる部分があり、購入当初はそれだけで満足していた。
キットレンズだけでは物足りなくなり、餌撒きレンズと言われた EF50mm F1.8 STM など単焦点レンズも使ってみたが、夜の手持ち撮影でノイズがどうしても気になり始め、憧れのフルサイズ機への移行を決めた。
画角などレンズの話になると何のこっちゃ?というレベルだったが、RAW撮影・レタッチを覚えたのもこのカメラからだった。

Canon EOS 6D MarkII (フルサイズ)

Canon EOS 6D Mark II ボディ

フルサイズ機に望んだのは高感度特性。
とある人に

『写真はセンス。フルサイズ機は不要』

と言われてもなんのその。
フルサイズ機に求める明確な理由があったので迷いは無く、当時のAPS-C機に感じていたネガを見事に吹き飛ばしてくれて買って正解だと感じたカメラでもあった。
これまたフルサイズ機で初めで採用のバリアングルモニター採用機種で、x6iより一回り大きなボディに所有感が満たされる。
なにせプロも愛用する事が多かった上位機種の5Dシリーズと変わら無いサイズ感だったため、気持ちだけでもプロにでもなったかの様な気分を味わえた。
趣味性の高い機材は欲しいと思った物を買うに限る。
自分には合わないと思えば売れば良いし、それを遠回りと斬り捨てるか血肉となったと前向きに捉えるかは人それぞれ。
しかし人間とは欲深い生き物で、これを機に沼に嵌ってゆくのだった。

SONY α7Ⅲ (フルサイズ)

SONY α7 III  FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ズームレンズキット

フルサイズ機購入で浮かれていたのも束の間、設定が悪いのか下手なのか、x6i 6DmarkⅡもどうもカッチりと気持ち良くピントがこないというか、ピントがイメージしていた所に来ない事にモヤモヤし始めていた。
そして動画撮影を始めたものの動画性能はSONYが他を圧倒していた感があり、測距点も6DmarkⅡの45点に対しα7Ⅲは693点をカバーするAF性能を求めて思い切ってCanonからSONYに鞍替えを決断。

結果としてイメージした通りにバッチリ・カッチリ気持ち良く決まるAFを手に入れ、思い切って鞍替えした良かったと本気で思った程だった。
Canon もミラーレス機を発表していたけれど、RFレンズがなにせ高い。
SONYも純正レンズは高いけれど、サードパーティ製に頼れる間口の広さがあったのでフルサイズ機の機材の高さにビビっていた私には良い選択だった。

α7c ボディ(フルサイズ)

SONY α7c ボディ

α7Ⅲの機能性には満足していたが、スチル・動画と単焦点レンズを多用していたためレンズ付け替えの手間(屋外ではイメージセンサーへのゴミの付着に神経を遣う)などを考えサブ機を検討していた。
スペック面ではα7Ⅲと同等でありながら軽量かつコンパクト。
シングルスロットは心許ないが、バリアングルモニターで自撮りも容易、女性がフルサイズ機を初めて手にするならこのシリーズが良いのでは?と感じた。

α7Ⅳ (フルサイズ)※現在使用中

α7Ⅳ ボディ

α7Ⅲとα7cを併用していた頃に発表となったこのモデル。
有効画素数が2,420万画素から3,300万画素にアップ。
4K動画も10bit 60fps 対応となり、バリアングルモニターの採用、本体も上位機種同様に一回り大きくなりホールド性アップ。
分かり易くなった階層のメニューもGood。

「Beyond Basic」次代の新基準

どこを取ってもRシリーズ、Sシリーズ、9シリーズに微妙に及ばない設定がもどかしいが、上位機種への購買意欲を誘うアプローチとしては憎いくらいに絶妙なスペック設定だ。
フラッグシップ機であるα1の弟分といったところ。
コイツにブラックアウトフリーの連写性能が加われば最高なんだけどな。

α7sⅢ (フルサイズ)※現在使用中

α7sⅢ ボディ

スチルより動画撮影に興味があった私にとって最強のカメラ。
動画撮影に於いては高感度特性は完全に機材依存になるので、光量の乏しいシーンでは非常に頼りになるカメラ。
上限ISO 40,9600
そんな設定で撮る事はないけれど、コイツにしか撮れない世界がある事は確か。

カメラ本体なんか関係ない、大事なのはセンスと腕

高画素機要らない、フルサイズ要らない、フラッグシップ機要らないなんて言うコメントをたまに見かけますが、撮影するジャンルによっては動画性能や連写性能、高解像機などスペックを全振りした機材を使ったらそんな事言えなくなると思いますよ。
今話題のα9Ⅲにも大変興味があります。

【弘法筆を選ばず】にも限界があると思っています。

センスがものを言う世界もあれば、機材がものをいう特殊な世界もある。
カメラ本体、レンズに頼る事は恥ずかしい事なんかじゃないですし、機材は大事だと常日頃感じる私です。

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