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本当の間違いは自分が正しいと思った時に始まる

今、起きている戦争も、みんな自分が正しいと思っているから起きている。
揉め事は大体そう。
みんな自分中心にしか考えていないから。

8年前に新婚旅行にパタゴニアの山に登りに行った。
チリとアルゼンチンを跨いで自分たちで10日間ほどの日程でマゼラン海峡を渡ったり、山を登ったり、流氷を見に行ったり、ペンギンを見たり、最果ての地と
言われているウシュアイアにまで行ってきた。
一人だと行くまでに時間がかかりすぎて気が滅入るのと
世界旅行に行く人たちが口を揃えて、物価が世界一高いと言われている
地域なので、新婚旅行で行くのが妥当だろう・・・と
自然好きの二人で決めた。

そこで、知ったパタゴニアの先住民族のヤーガン族のお話。
彼らはどれだけ寒くても裸族で暮らしており、成人のお祝いに
写真のように動物の油で身体中に色を塗って
暮らしていた様子。
そこにやってきた、宣教師たちが、服を着ることを勧めたことで
疫病が流行り、絶滅してしまった・・・とのこと。

右側がヤーガン族のメイク姿

宣教師たちは裸で生活している人たちを不憫に思ったのだろう。
自分たちが正しいと思っているが故に。。。

国際協力をやりたくて看護師になり、助産師の資格まで取ったけれど
その道に入ろうとすればするほど、何が正しいか迷路のように
迷い込んでしまった。

「本当の間違いは自分が正しいと思った時に始まる」

これは、中国のことわざだけど、何にでも通ずる。

エアコンがない時代に暑いと感じて生き辛いと思ったかもしれないけれど、
エアコンがないから死んでしまいたい・・・なんて考えた人はいないのと同じで

知ってしまったが故に自分が不幸であると感じる人が沢山いる。
ネパールで出会った友達(ネパール人)もそうだった。


ずっと山で育って(電気も水道もない)幸せだったけど、
日本に行った時に
ズルい!!って思った。
生まれた環境が違うだけで、なんでも手に入れられる人たちがいるんだもん。

そう教えてくれた時、なんて答えて良いかわからなかった。
だって、自分が幸せだなんて思ったことがなかったから。
家族に恵まれて、仲良く暮らしている彼女の方がよっぽど幸せに
私からは見えた。

Wifiが世界中に飛び交う今、電気は来ていなくても
携帯電話の充電がしたいが故に電気を盗みに病院に忍び込むアフリカの人たち。
知らないからこそ幸せを得られる時代は終わった。
皆、世界中の情報を手に入れられる時代が来た。

何を幸せと感じるか?と自分自身のことを知っておかないと
隣の芝生が青く見えて、手にいれる必要のないものを
手に入れようと必死に時間とお金を使い、その上暴力を振るう人や
国が増えてしまうんじゃないだろうか。

はたまた、こっちの方が良いよ!と押し付けることで
ヤーガン族のように滅んでしまう人たちがいることを
忘れちゃダメだなぁ〜と
8年前の写真を見ながら思い出す。

今日は、8年前にパタゴニアの山に登った日だった。


アルゼンチン、ウシュアイア

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