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いかに男性がロマンティストか  過去日記 2016 春


某日

高円寺へ
前から入ろうと思っていた 古本屋へ
ここ、純の好みだ
文庫も100円じゃなく 50円からある
小確幸を見つけた想い

「フルートグラス」という名前のアネモネを買う
クリイム色とパープルが混ざった色合い

空気がゆるんで 単純に気持ちがワクワクした
冬は好きだけど 身軽に自転車をこげる陽射しが
そろそろ恋しい


カンガルー日和を少し読んだけど
だいぶ 色あせているなあ


アパートの前の沈丁花の香りがいい香り

0:39
彼からLINEがきたので これから迎えに行きます


某日

ブリヂストン美術館で買ったポストカードを
アルバムにはる

ヒノキの香りのお風呂に二人で入った

なんとなく、渋谷に行くなら 松濤美術館があったと思い
調べてみると
クートラス展をしているという

15日までらしいので 呼ばれた感じ
とても好きな画風だし

この美術館
前に住んでたマンションの近くだ


じゅんは自分では そんなつもりないんだけど
彼にぞんざいな態度をとってしまう時があるようだ
でも これは 彼に対して
というのではなく
元々の粗雑な性格によるもの

ごめんね
悪気はないんだよ

ここはひとつ
春樹の Q &A 風に あきらめて前向きに接して欲しい
嵐が通り過ぎるのを 待つような心持ちで


冬は本当に終わるだろうか
後ろ姿という気もしないではない


某日

今日は ホワイトデーという認識だったが
πの日でもあるそうだ


だから、彼におっぱいの画像を送ってあげた 外人さんの


昔、住んでた渋谷のマンションや
岩佐社長のマンションを 久しぶりに 訪れた

人生なんて 夢うつつのようだ

たまに自分という人間が信じられなくなる

2番目の夫にしろ、おととし付き合った瑞江の男にしろ
正直、今 思うと どこがいいんだか さっぱり分からんのだ

気持ちが完全に恋から遠のいてしまっている

嫌いという感情さえ無い

人はこんなにも 好きになった男に対して
冷められるものなのか


沢山歩いて帰宅して 夜はバタンQで寝てしまった
彼が借りた環境音楽を聞きながら


朝は小鳥のさえずりと ピアノの音


ゆっくりと 呼吸をし
生きていこう


某日

やっと 目覚めたら 
いつもの絶望的な気分の日を抜け出す
あれは 更年期のものなのか
冬の寒さのせいなのか
原因は 分からないけど

少しずつ 春が近づいている喜びを 身体は素直に感じているようだ

今度はアスレチックのある公園に行ってみたい

スピードワゴンの小沢さんが 再ブレイクしているそうだ
世の中 何が突然 もてはやされるか 分からない
冬ドラマが そろそろ 一様に 最終回を迎える

深キョンは 亀梨くんとの性愛にのめり込むと思っていたが
意外にも 別れを選んだ

こういうところ
女の現実的な側面を想わせる
男の方が元来 ロマンティストなのだ

女性作家と男性作家を見ていれば よく分かる
いかに 男性が ロマンティストか


相変わらず 深キョンは ピチッとしたカーディガンや
膝丈のタイトスカートがエロさを醸しだしている

こういうアンニュイでかつ 頭の悪そうな雰囲気(褒めている)は
彼女独特の持ち味だから 
それを つきつめて どんどん 進んで欲しい

壇蜜は 知性派エロスなので
かぶってなくて良い


某日

夜から雨
なんだか気温がとても高い

まるで雪どけのような雨が ぽたり ぽたり
と、降っている
しろくまパジャマだと 暑くなるかな

でも 春は気まぐれなので 油断できない

朝、彼が 髪の毛をなでたり ほっぺにちゅをしてくれていた気がするけど
むにゃ むにゃ


1Q84は 100%の女の子を長編にしたものらしく
気になるが
頭の中が とっちらかっていて なかなか 読書がはかどらない

彼が借りてきた 集中力を高める音楽がなかなか良い


なんとなく思い出したのだけど
TYさんという 大学生の男の子がいて
純は その人とコメントをやり合うのが 楽しくて

別にリアルで つきあいたいとか
そんなんは ちっともなかったけど
明らかに 他の人とは 違う好意を抱いていて
その彼は 頭が良かったから


ある日、メールがきて
僕には 大切な彼女がいます
でも あなたのことは 忘れろって言われても
きっと 忘れませんよ、、、   みたいな


(↑  リップサービスだよね 頭のいい人らしい これは今書いてます)


じゅんのラブラブ光線におののいていたんだろうな
なんか笑ってしまう
申し訳ないことをしたと思うが
今でも その彼女さんと 仲良くしているのかなと
ふと思う


僕は社会的な事に関心が強いけど あなたのテーマは愛なんですね
と、言われて
なんだか いい歳して
愛だの恋だのばかり考えているようで
ちょっと 気恥ずかしくなったりしたものだ

そんなことないもん
と、拗ねたくなったり、、、


純は相変わらず
夕飯以外は パンしか食べない

その分、心のおかず(本)にお金をつかう

食べることにお金つかうより
本に つかいたい派



***

いつも 過去日記まで
読んでくださる方 ありがとうございます♪




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