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被害者意識を捨てなきゃ相手視点は見えてこない

皆さんこんにちは、しまさです。

私は、「全てのネガティブ感情は被害者意識から生まれる」という持論の基、被害者意識を持たないことを大事にしています。怒り、悲しみ、嫉妬、といった感情は全て自身の被害者意識が原因と考え、それを持たないよう心掛けることで、感情を自律させているのです。

そんな私が最近気づいたのは、被害者意識が強い人は自分のことしか考えていないということです。例えば、愚痴を言っている人は、相手視点で物事を考えているようには全く見えません。自分視点のみで鬱憤を晴らしているように見えます。

自分視点でしか物事を考えられない人は何が原因か考えたところ、根本的な原因は被害者意識という1つの答えに辿り着きました。そこで今回は、被害者意識と相手視点をテーマで考えていきます。


被害者意識が強い人とは

まずは私が考える被害者意識が強い人の特徴を説明します。冒頭の持論の通り、全てのネガティブ感情は被害者意識から生まれると私は考えています。そのため、ネガティブ感情が多い人が被害者意識が強いということになります。

行動的な特徴を挙げると以下のような人です。

  • 愚痴が多い

  • すぐ言い訳をする

  • 切れ症で攻撃的

  • ヒステリック

  • 何でも否定から入る

挙げたらキリがないですが、要はネガティブな感情を周りに発散させている人です。一番イメージしやすいのは、愚痴が多い人ですかね。皆さんの周りにも、いずれかの特徴が当てはまる人はいると思います。

被害者と被害者意識は別物

それでも、被害者であれば被害者意識を持つのは当然だという人もいるかもしれません。ですが、実際はそうとも限りません。リーダーとリーダーシップが違うように、肩書きと意識は別物です。

リーダーであろうとなかろうと、リーダーシップを持っている人はいます。それと同様に、被害者であろうとなかろうと、被害者意識を持つ人はいるのです。

もちろん、肩書きに意識が引っ張られ、被害者の方が被害者意識を持ちやすい傾向はあるかもしれません。しかし、あくまで傾向です。たとえ被害を受けても、和解できる人もいます。

肩書きと意識は別物です。そのため、被害を受けても被害者意識を持つとは限りません。きっとそういった人達は、被害者意識が弱い人達なのでしょう。

被害者意識は何から生まれる?

そもそも、被害者意識は何が原因で生まれるのでしょうか。被害者の対になる存在は加害者です。つまり、被害者意識を持つ人にとっては、加害者が存在することになります。

例えば、以下のように。

  • 愚痴は加害者に被害を受けたという話

  • 言い訳は加害者への責任転嫁

  • 切れ症は加害者への攻撃

どの被害者意識が強い人の行動も、加害者が存在していますよね。ということは、被害者意識が強い人というのは、加害者をすぐに作り出すということになります。たとえ、被害なんて受けていなくてもです。加害者扱いされた人はたまったもんじゃありませんよね。もはや被害者です。

被害者の対は加害者です。そのため、被害者意識は加害者が存在することで生まれます。そして、被害者意識が強い人にとっては、加害者が存在するのが慢性化していると思うのです。

視野が狭まる理由

被害者意識が強い人にとっては、慢性的に加害者が存在するとします。そして、多くの場合、被害者が加害者側の視点を考えることはありません。なぜなら、加害者としている時点で、被害者は相手が悪いと決めつけているのですから。

悪いと決めつけている人の視点で考えることはとても難しいです。そもそも考えないですし、たとえ考えたとしても、感情が邪魔して何も見えてこない気もします。被害者意識は論理ではなく感情で沸き起こりますから、考える妨げになります。

被害者意識が強い人は自分が悪いなんて思っていません。加害者が悪いと決めつけています。わざわざ悪いと思っている相手のことを考ることは難しいですし、これが被害者意識が強いと視野が狭くなる理由だと思います。

そもそも、相手視点で考えられていれば、最初から相手が100%悪いなんて決めつけないですよね。

話し合いができる人

時々、話し合おうと口では言っておきながら、まともに話し合いなんて出来ないと感じる人がいます。ただ自分の意見を聞いてほしいだけで、人の意見は全く聞きえれないような人です。

話し合いをする上で、自分の視点だけでなく相手の視点でも考えることは前提条件です。にも拘らず、他者の意見を否定し、自身の意見を肯定するのは、自分視点でしか物事が見れていません。こういう人達も、被害者意識が強いのだなと思います。

被害者意識を持っている状態で話し合いなんてできません。出来るのはただの口論です。せっかく人は言葉を使えるのですから、被害者意識を捨て、話し合いができた方が有意義です。

何より、争いごとはないほうが望ましいです。そのため、平和のためにも被害者意識は捨てればよいと、日々感じている私なのです。

まとめ

被害者意識が強い人にとって、悪いのは自分ではなく加害者だと決めつけています。そもそも自分が悪いとは思っていないですし、悪いと決めつけている人の視点で考えるのも難しいです。だから、被害者意識は視野を狭めることにつながるのだと考えます。

被害者意識を感じてしまうことは誰にだってあります。しかし、それを持ち続けてしまうと、相手の視点は見えてきません。また、視点を変えることは自身を変えることにもつながります。だとすると、被害者意識を捨てることは、自身を変革する第一歩になるのかもしれません。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。


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