日詩20240420『別れは』

松下さんの講演記事を編集しながら
その後に詩を書きたいと思いながら
たまらなく眠くなってしまい
しばらく横になってうとうとしていたら
妻にちゃんと寝なよ と起こされた
少し書いているうちに午前0時を超えた
書きたい事を探すうちに寄り道して
コトヤマさんの漫画「よふかしのうた」を読んだ
あとがきまで読んで
この話がじきに終わるとはっきり分かった
静かな夜
私は寒くもないのに電気ヒーターをかけている
いや何かが寒いからヒーターをつけているんだ
妻と娘は眠ったが
これまで続いてきた日々が
いずれ終わると気がつき始めている
と私は気づいた
いや私が
気づかないふりをしてきただけだ
いや私は
気づかないふりをしているうちに
本当に忘れていたのだけれど

2024/4/20 大村浩一

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?