カフェイン過敏症の悩み

私はよくも悪くもカフェインが非常に効きやすい体質だ。たった一杯のコーヒーでも、朝10時以降に飲んだ場合、深夜まで眠れなくなってしまう。ミルクや砂糖の有無は関係ない。

もともと私はロングスリーパーで不便なところがあるので、コーヒーの効きやすい体質を逆手に取って、コーヒーを飲んで睡眠時間を削ることもたまにある。

でも、その代償といわんばかりに、コーヒーを飲むと精神的な悪影響がある。私の場合、1杯のワインより1杯のコーヒーの方が人格を変え、悪酔いする。特に安い缶コーヒー。

たとえば、
・目がギンギンに冴える
・興奮してよく喋るようになる
・アグレッシブになり、やる気が出る
・イライラする
・脳が興奮してフル回転するが、頭の中がザワザワ騒がしくなる
・鼓動が速くなる
・緊張感が高まり、ソワソワする
・お腹が緩くなる(その結果痩せる)
・胃がムカムカする(質の悪いコーヒーの場合)
など。

自分でも「わードーパミンが出てるー」と実感できるほど。普段の私は感情がフラットでテンション低めなので、この明らかな変化に「あれ、自分おかしいぞ、あ、今日飲んだコーヒーのせいか」と納得はするけど、その症状をコントロールすることはできない。

昔、たまたま授業でコーヒーの歴史について聞いて、気になってちょっと調べてたら「カフェイン過敏症」なるものの存在を知った。

どうやら、コーヒーは元々(現)トルコで飲まれていたのだが、(現)トルコとウィーンが戦争をした際(1683年らしい)にトルコ兵を介してコーヒーはウィーンに入ってきたらしい。

その後、1685年にヨーロッパ初のカフェがウィーンにでき、それからどんどんカフェ文化はヨーロッパ中に広まり、今日に至る。

そんなわけで、西洋人がコーヒーを飲むようになったのは、歴史的にはわりと最近だから、西洋人にはカフェイン耐性が備わってなく、カフェイン過敏症の人も多いらしい。日本人もしかり。ただ、西洋人は牛乳の耐性はあり、日本人は牛乳の耐性はない人が多いらしい。その代わり、日本人には海藻を消化する耐性があるらしい。

コーヒー苦手のクセにコーヒーへの熱い知識欲。

じゃあ、抹茶(実はコーヒー並みのカフェイン量らしい)や紅茶などのカフェインはどうか?と言えば、私の場合、抹茶や紅茶もコーヒーと同様に目は覚めるけど、コーヒーの様な精神的な症状までは出ない。コーラは特になんの症状も出ず、夜飲んでも眠れる。(ちなみに、エナジードリンクは飲んだことがないし、今後も飲むことはない。)

こうなると、カフェインというよりコーヒーが合わないのかもしれないけど、紅茶も含めてなるべくカフェインはとらないよう気を付けている。

それなのに、街に出れば至るとこにコーヒーチェーンの誘惑はあるし、コーヒーの地位は紅茶など他の飲み物よりも高いものだから、コーヒーが苦手というのは時として肩身が狭い。「大人なんだからコーヒーぐらい飲めるでしょ」と言われ、ブラックコーヒーを強要されたことすらある。アルコール・ハラスメントへの理解は深まってるが、コーヒーへの理解は追い付いていないのが現状だ。

ちなみに、私は牛乳もお腹がゴロゴロしてしまい、ダメ。コーヒーより短時間だが、苦痛は大きい。小中学生のころは、給食後の腹痛が牛乳のせいと気づきもしなければ、腹痛の中マラソン練習もさせられた。

お酒は胃がムカムカするし、すぐに眠くなるからあまり飲まないようにしている。興奮したり、楽しくなったりはしないからある意味コーヒーと真逆。コーヒーほどの精神的な悪影響はない。

結局のところ、心地よく飲める嗜好品はハーブティーぐらい。最近はルイボスティーにはまっている。

フレーバーつきのルイボスティーなら、甘くないけど、フルーツ味のする水って感じでとても美味しい。ものによっては香りもとても自然。

とはいっても、たまにはスタバでキャラメルマキアートでも飲みたくなるのが人間というもの。





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