トレッドミルについて
今回はトレッドミルと屋外ランニングは
どう違うのか?
どの程度違うのか?
ランニング効果は?
についてです。
【トレッドミルと屋外ランニングの違い】
・トレッドミル→床が移動する
・ランニング→身体が移動する
①トレッドミルは身体の中心が動かず、足を前後に動かしているだけたのでランニングとは別物
②トレッドミルが一定の速度で動く限り、空気抵抗がない事を除けば、ランニングと同じ
トレッドミルとランニングの比較は様々な研究が行われていますが、大きくは上記の①②の結論に分かれています。
しかし、トレッドミルもランニングも動きに大きな差異はないので全くの別物と考える①の結論は現場のランナーや指導者には受け入れられないでしょう。
ランニング力向上には実際に屋外を走る事が最も重要であることは間違いないです。
しかし、トレッドミルとランニングの違いについてランニング関係者の経験からの結論は、
『両者に違いはあるが、それはとても小さな違いである』
というところに落ち着いており、メリット、デメリットを理解した上でトレッドミルを使いこなすことがパフォーマンス向上に繋がります。
【トレッドミルのメリット】
・天候に左右されない
・足場が良い
・ペースや傾斜の調整が容易
・TVや様々なアプリに対応している。
ランニングやウォーキングは非常にシンプルな運動なので、他のスポーツと違いどこでもできることが最大のメリットとなります。
その最たるものがトレッドミルではないでしょうか。
トレッドミルさえあれば、どんな天候(雪国)でもどんな場所(刑務所や船上など)でもランニングやウォーキングはできるのです。
私のトレッドミルの利用法は主に悪天候時で気分に合わせて傾斜の角度を変えて登坂練習として使っています。
傾斜や速度を調整する事でリハビリからハードな登坂練習、スピード練習まで無限のバリエーションで練習を組むことができます。
山に行かなくても1時間のランニングでかなりの累積標高を獲得できて、条件を合わせることでランニング能力の評価などもしやすいです。
【トレッドミルのデメリット】
・つまらない
・足へのストレスが少ない
・暑い
・集団で走れない
・多くのジムでMAX1時間
景色が変わらないのでとにかく退屈で時間が経たないです。また身体の移動がないので体温でその場が暑くなり大量に発汗します。
タオルや水分、塩分摂取は普段のランニングよりもかなり気を使います。
また、着地面が柔らかいのは故障中などはメリットにもなりますが、固い路面やトレイルに対応できなくなります。
トレッドミルはリハビリやダイエットを目的とした場合、それだけでも優れた有酸素運動ですが、大会を目標とするランナーは補助的に使うのが正解となります。
【まとめ】
トレッドミルは天候に左右されず条件を合わせて実施することができて、実際のランニングとほぼ同様の効果が得られるが、
・空気抵抗がない→1°傾斜をつける
・足に過保護→レース前には屋外ランニングで慣らす。
などの工夫が必要。
私もトレッドミルの退屈さを克服できておらず、トレッドミルはあまり好きな練習ではありません。
しかし、天候に左右されない習慣的なランニングの継続や暑熱順化、山に行かなくても登坂練習ができるなど様々なメリットを感じています。
私、同様トレッドミルが苦手な方も多いと思いますが、是非練習バリエーションへの取り入れを検討してください。
また、トレッドミルが大好きな方もいますよね。
そういった方は良かったらトレッドミルの楽しみ方などをご教授ください。よろしくお願い致します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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