ニワトリが先か、卵が先か
皆さんはこれどっちだと思います?
今日は、少し前に年上の後輩支援員さんから受けた質問について書きたいと思います
すごく素朴な疑問で、毎日「昨日の夕ご飯のメニューは何ですか?」と質問してくれるご利用者さんがいるが、なぜ毎回同じやり取りをするのか、という内容でした
まず、こういう疑問を素直に投げかけてくれるのが素晴らしいと感じました
頭から「こうに違いない」と決めてかかるのではなく、相手を理解しようとするのはとても大事だと思うからです
その支援員さんは、繰り返しを好むタイプの人(専門用語でいうと自閉的傾向の強いタイプの人)がいることを十分に理解できている人でした。
今回はそのタイプではないご利用者さんのことだったので、疑問に思う気持ちもわかります
質問してくれたことへの感謝を伝えたうえで、
「もしかしたら、私たちは『相手が聞いてくれるから答える』と思っているかもしれないけれど、ご利用者さんにとっては『答えてくれるから聞く』のかもしれません」
とお返事しました😊
人と関わるのが大好きなご利用者さんが多いので、コミュニケーションの手段としての「鉄板のやり取り」がある場合が多いです
1歩踏み込んで、質問するタイミングがつかめず、相手の状況に関わらず話しかけてしまうケースもあるので、そういった場合は「どのタイミングなら大丈夫か」を伝える支援が必要になる場合もあることも併せてお伝えしました
『聞いてくれるから答える』のか
『答えてくれるから聞く』のか…
ニワトリが先か卵が先か…
生活介護事業所で働いていると、色々な気づきや疑問に出会えます
「マスター、向こうにいるじゃんけん弱そうな顔した客に一杯」くらいの軽いノリでサポートしてもらえたら嬉しいです🌈「福祉の本を買う(知的に充実)」「シュークリームを買う(精神的に充実)」など、より良い記事を書くために使わせていただきます🍀