障害者福祉

れいわ新選組の奇策「比例特定枠」の意義と可視化された日本の現状、候補者への罵詈雑言

参議院選挙公示日の前日、登壇している山本太郎代表の発表に会場に詰め掛けたれいわ新選組の支持者は度肝を抜かれた。いや、支持者だけではない。れいわ新選組の会見をツイキャス、ニコ動で見ていた視聴者全員も、私を含めてみなが耳を疑ったことだろう。

 今年の参議院選挙から比例特定枠の制度が導入される。比例区は政党内で個人名の得票率が多かった順に当選するが、比例特定枠に指名された候補者はさらに上位となる。政党

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弱者にお金をかけるな!と言う人は、70年前のドイツを生きている(190610)

保坂展人「相模原事件とヘイトクライム」(岩波ブックレット、2016年11月)を読んだ。

相模原障害者施設殺傷事件の後、「障害者は必要ない」というようなヘイトクライムが浮かび上がってきた。優生思想。社会の役に立たない人は去れというような空気。

「野田聖子は国家公務員だ。今、財政赤字で税金を無駄遣いしてはいけない、と言われている。公務員であるなら、医療費がかかる息子を見殺しにすべきじゃないか」(p

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今日は天ぷらにしよう!ヤッホーイ!ありがとうございます。
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障害者福祉の在り方

障害者福祉という言葉があります。

Wikipediaから引用するのもどうかとは思いますが、
「身体、知的発達、精神に障害を持つ人々に対して、
 自立を支援する社会的サービスのこと」らしいです。

あくまで「自立を支援する」という名目なんです。

でも、実際に障害を持ってみると分かるのですが、
自立どころではありません。
日々、生きるだけで精一杯。

精神であれば、よくある感じでは、
「死にたい気

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ミッキーに救われた支援員の話

知的障害者の施設で働いていた時、宿泊行事で東京ディズニーランドに行った。
当日は雨で、私はまだ仕事に不慣れで、班の利用者さんはみな浮き足立っていた。
絶えず声をかけたり手を繋いだりしていないとどこかへ行ってしまうにちがいなく、しかし傘をさしかけてやらねば濡れてしまう。
半分パニックだったけれど、班別行動だったので頼れる人はなかった。

ひとりの利用者さんが「ミッキーに会いたい」と言った。
やれなん

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障害福祉サービスの利用契約を考える(第2回)

更新が滞ってしまいました。さすがに3月はそれなりにバタバタします。

 毎年3月末は、支援学校を卒業した方たちが就労系施設を利用するための手続きに各事業所に来てくださいます。利用者となる皆さんにとっては契約という行為が初めての経験であろうことなどから緊張している方もいらっしゃいます。
 落ち着きがなくなる、我慢できない、緊張して具合が悪くなる・・・などは珍しいことではありませんが、先日はかなり攻撃

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障害福祉サービスの利用契約を考える(第1回)

前回は「第0回」とあったとおり、導入部として利用契約に至るまでの歴史や、利用契約締結の主体となる人にとって関連の深い制度である成年後見制度の概略について記載してみました。
 今回からしばらく、契約主体について考えてみたいと思います。

 なお、今回は脈略もなく対話形式で記載してみました(試行錯誤しているのです・・・)。

以下、第1回、はじまります。

――利用契約という形式は「自己決定の尊重」と

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障害福祉サービスの利用契約を考える(第0回)

私は障害福祉サービスの利用契約締結の現場に立ち会うことがあるのですが、立場上、その契約の内容が契約当事者にとってどのような結果をもたらすのかについて考えを巡らすことがあります。

 このシリーズでは、利用契約締結にあたって個人的に考えることを記載していきます。
 ベタですが、まずは障害者福祉の移り変わりについて記載してみます。

1.措置制度から支援費制度への移行

 戦後、我が国における障害者福

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障害ってなにさ

私は障害者福祉の仕事をしています。
障害者福祉の仕事って、大変!とイメージが強いけど。
まぁ、大変なんですよ。
それはなんでかというと、主役は障害がある人たちだから。だと思うんです。

相手のことを思って、考える。
障害がある人にとってどんな生活が1番いいか、本人にとって何がいいか。を考えることが求められるから、大変なんだと思います。それが、当事者に寄れば寄るほど。家族の想いに応えようと思って動け

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仕事も、知的障害者と関わることもやめた話

私が仕事を断念したのは7月初旬のことだ。

勤めていたのは知的障害者のための通所施設で、もともと7月末には辞める予定だった。
7月6日の金曜日は遠足だった。
利用者にとってはこの遠足が私と一緒に過ごす最後の行事だ。
いろんな人とツーショットを撮った。後ろ姿をこっそり撮られたこともあった。

「神丘さん、また遊びに来てね」
「また会おうね」
「宿泊行事の時はボランティアさんで来てね」

たくさんの言

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