今年の目標の1つは人に会うこと。
毎日在宅ワークをし、話すのが家族だけなのはつらい。

そこで、地元で魅力的なイベントがあったので参加してみた。イベントの名前は「コタツで読書会」！
なんて魅力的なネーミングのイベントなんでしょう。これは参加しなくては、とイソイソと出かけてみる。

開催場所は駅前の団地の広場で、屋外にコタツがどんと構えられていた。
コタツのテーブルの上にはみかんやお菓子、本が何冊か。
そばにサッカーで遊んでいる親子も。
主催者の方には何度か会ったことがあっても、他ははじめましての方ばかり。

寒かったら嫌だなと思ったけれど、1月というのに太陽がさんさんと注ぎ、上着も要らないくらい暑く感じる日。
何が、どうやって始まるの～？
謎が深まるが、すでにおしゃべりが始まっていて和やかな雰囲気。そのうちに5、6人が集まりコタツを囲んで座る。

主催者の方が、会の進行を盛り上げようと読書に関するお題のクジまで用意してくれている。
一度誰かがしゃべりだすと、本に関する紹介が止まらない。
誰もが本好きだから、紹介したい本を持ち寄ってきている。
ふむふむ、知らない本を紹介されても、それぞれの思いが伝わり興味深く思える本ばかり。

読書会というものに初めて参加したが、お互いに初対面でも本という話題があるだけで、こんなにも盛り上がるものなのか。本から発展してオタクのような趣味や職業のことまで話は尽きない。
皆さんそれぞれの人生を歩んでいて、色々と聞きたくなってしまう。

なぜ、この本を読んだんですか、この本のどこにそんなに感動したんですか。その本であなたの生活に何か変化はありましたか。もっと聞いてみたい。

いつかどこかでまた会うかも。一期一会の出会いかも。
私の心には明るい光が差し込んでくる。ちょっと人と話せるだけで、心が軽くなってくる。開催者の方、こんな素敵なイベントを開催してくれてありがとう。気軽に人とつながれる、素敵な場所。こんな場所を大切にしていきたい。