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別れの季節、とある大切な方に寄せて

次の4月のタイミングで、
頼りにしていた上司が帰任する。

新しい仕事に挫けて
「何が辛いのか、今私は辛いのかすら分からない」
そう言っていた頃に、
他人の目が怖くて出社できなくなっていた頃に、
「俺の部署で働け」と
異動させてくれて
支えてくれて
励ましてくれた

私にとって、とても
とても、大きな存在だった。

長い出向期間なので
きっとそろそろ居なくなってしまうのだろうなと
思っていたし

中間管理職というのか、
上にも下にも挟まれて
いつも大変そうだったから

ようやくの帰任は
良かったな、と思うけれど

週明け会社に行っても
もういないんだな、と思うと
本当に寂しくて。

最後の出社日、
レビュー資料の修正にあたふたしていた
私に向かって
「もう俺は居なくなるんだから」と
手を離し、背中を押してくれた。

最後まで心配をかけてしまったけれど。
最後まで、頼りない部下だったけれど。
お陰さまで
会社に出ていけるようになりました。
お陰さまで
少しは周りの役にたてるようになりました。

まだまだ胸を張れるような
後輩ではないけれど
ご指導心から感謝します。

ご本人がこれを読むことはないだろうけど
伝えきれなかった思いを
「あれから、少しは成長しました」と
またいつか改めて
笑って伝えられますように。

本当に、本当にありがとうございます。

貴方がいらっしゃらない新しい部署で
何が起こるか、どう進むか
まだなにも分からないけれど
教えていただいたことを、
貴方の背中を見て学んだことを、
きちんと身につけて
成長できるように頑張ります。

またいつか一緒に働けると嬉しいです。
どこかでお会いできたら
またよろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました。


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