よく話題になる二次元キャラクターの公的な場での活用について


 公的機関がPRに二次元キャラクターを使って炎上、また起こったようだ。

 これまでもTwitterで周期的に同じような問題が挙がっては議論が紛糾してきた。アニメが身近になっている自分としては気になるニュースではある。

 この問題が難しいのは、明確な線引が難しいことだ。生身の人間で置き換えよう。常識で考えて、職場なり街角なり、パブリックな場で全裸で歩いていれば警察に連れてかれそうな案件だ。一方で、二次元キャラクターの扱いについては公序良俗に違反しているのか、女性蔑視なのか、それは見る人のバックグラウンドによって異なってくる気はする。

 まどか☆マギカでいえば昔、佐倉杏子や暁美ほむらが盲導犬ポスターになったが特に「性的だ」という批判は聞いていない。ただ、これが巴マミだったらどうなるんだろう。ほむらや杏子と比べればさらに男性受けを狙ったようなビジュアルだといえなくもない。巴マミというキャラクターに十分思い入れがある自分としては「巴マミのポスターを〜市の農業祭で使うのは危うい」と言われたら、頭では理解できるが、なんとなく腑に落ちない部分が出てくる。もちろん不必要に水着になったり、キャラクターを活かさない表現だとしたら話は別だが。

 埼玉県ではこうした問題に対するガイドラインができているようだ。凡そはこうした規定に経って、その都度状況に併せて考えていくしかないと思う。ただ、

 歴史を辿れば確かに性的搾取だと考えられるものでも相当に時間が経てば一般化される。そうしたものを度々批判していくのは戦略として高度だろうとも思う。自分の仕事を振り返っても思い返される場面はよくある。

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