Camino2020. ふじやんの大巡礼|世界一周巡礼記 未完!

ユーラシア大陸の最果てまで飛行機を使わずに行って帰ってくる世界一周プロジェクトのはずだ…

Camino2020. ふじやんの大巡礼|世界一周巡礼記 未完!

ユーラシア大陸の最果てまで飛行機を使わずに行って帰ってくる世界一周プロジェクトのはずだったやつ!!

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【お知らせ】出発を断念しました。

#Camino2020ふじやんの大巡礼 は流行病の為、出発を断念しました。 ロシア行きの船は運行再開未定&ロシア入国禁止&欧州各地国境封鎖など。 来年は今年旅に出られなかった人が旅して多い(特にスペイン巡礼は聖年にあたる)と思うので再来年、2022年に再挑戦しようかなと思います。 代わりと言っては何ですが、お遍路や熊野古道、ROUTE26再挑戦を考えてますので、そちらの準備・発信に切り替えていこうと思います。 思わぬ形で【時間】と【お金】を与えられたので、 やりたいこ

    • #38 カミーノ① 旅は始まった。

      8月29日 いよいよ今日から第3章「カミーノ編」突入! 昨日、巡礼手帳を手に入れて、いよいよ旅が始まるのだと実感! 今日は最初にして難関の「イバニェタ峠」 早朝7時に出発し、登山のような道を進む。 山で鍛えた甲斐があった。 一歩一歩踏みしめ、ついに歩いて国境を越えた! これだ。これを待っていた! 越えてみて改めて感じた。 境界線なんてない。 誰かが勝手に引いた線はあるけれど、 そんなものは自由に越えていける。 境界線を越える旅は、まさに始まったばかり。

      • #37 ルルド

        8月28日 ボルドーでワインを飲まないという暴挙に出た僕は、ルルドにいた。 ルルドはご存じの通り、この村に住む14才の少女ベルナデッタに聖母マリアが現れ、その洞窟に沸いた水で、病気が治るという奇跡が起こった場所だ。 私自身もカトリック信者なので昔からこの話を聞いていたし、実際に飲んだこともある。 病気ではないけれど、旅の共に小瓶一本分持っていくことにした。 世界各地から癒しを求めていろんな人が来ている。 礼拝堂でしばらく祈る。ちゃんと祈るのはこの旅で初めてだ。

        • #36 ボルドーでワインを飲まない。

          8月27日 前日からボルドー入りしているのだが、よく考えたらカミーノまでもうすぐじゃんと思い、ルルドでいったん精神的に落ち着くことにした。 といっても半日滞在だが。 カミーノのためにビザの貯金をしておきたいんで、前半はきついスケジュールになってしまった。 明日はカミーノ出発の地、サンジャンピエドポーに入り巡礼の準備をする。 ワインなんて飲んでられない。。。  スペインに入れば蛇口から飲むことができるからね! アディオス!

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          #35 モンサンミッシェル

          8月26日 前日にポントルソンに移動しておいて正解だった。 乗り継ぎに苦戦して遅くについてしまったけど、 宿のマダムが心配してメールくれて、駅まで迎えに来てくれた。 今朝も親切に直通バスを案内してくれた。 かなり人気の観光地なので朝いち入場した。 ヨーロッパの城は初!イメージとしては『ロード・オブ・ザ・リング』のミナスティリス ちょうど満潮だったので海に浮いているような姿が見れた。 騎士の間と回廊はホグワーツのようで、城壁内には店やホテルも立ち並ぶ。 増改築を

          #34 オマハビーチ

          8月25日 昨日の大移動もあってか少々疲れている。 バイユーの駅前からバスに乗り30分。 ノルマンディー上陸作戦のちオマハビーチへと向かった。 1944年6月6日の未明に決行された史上最大の作戦。 この作戦で連合軍は反撃を開始するが、この戦闘で民間人や軍人、約2万人が命を落とした。 いまはリゾート地としてにぎわっているが、 想像もつかない地獄が広がっていたのだろう。 映画『プライベートライアン』をずっと見てきたので、その場に来れてよかった。最後のシーンにある墓地にも

          #33 フランスへ

          8月24日 さて今日からフランス編へと突入する。 フランスでミッションは ①ノルマンディー上陸作戦で有名なオマハビーチ ②モンサンミッシェル ③ルルド   である。 今日はバイユーまでの超長距離移動! 高速鉄道、バス、ローカル線を乗り継いで8時間! 中でも長距離バスは初利用! 日本みたいに時刻表通りではない中で無事にたどりつけるのか。 飛行機なら確実なのにね!乗らないことが旅の目的なので! 二か国移動。はたして!?

          #32 ハーレム!?

          8月23日 お世話になったヨシノさんと娘さんに別れを告げ、 今日からハーレムです。 学生時代、韓国映画にハマっていて(韓国語学科出身) 『デイジー』という映画のロケ地がハーレムで、世界ふれあい街歩きでも見て、とても住んでみたいと思っていた町に1泊のお試し移住です。 聖バフォ教会なんといってもこの映画の舞台はこの教会前の広場です。 主人公が絵をかいていた広場です。 映画の通り、屋台があったり、絵描きいたり。 そしてこの教会の中には10歳のモーツァルトが 弾いたというパ

          #31 アンネの日記

          8月22日 今日はヨシノさんと娘さんとダム広場で待ち合わせ。 アンネ・フランクの家実はアンネの日記を読んだことがない。 そんな状態で行くのはどうかと思ったけど、行ってよかった。 ヨシノさんにいろいろ説明いただいた。 戦争の恐怖、飢え、病気、空襲にずっと耐えながら生活していたのだ。 ここでつかまった後、アウシュビッツにも連れていかれ、最後は別の収容所で亡くなている。15才。 やはり戦争は全く関係ない人が一番苦しむ。 「戦争は最大の差別である」 と昔、被爆者の話を聞い

          #30 住める図書館

          8月21日 昨夜はアムステルダム駅近くのゲストハウスに泊まった。 今日はオランダ在住のヨシノさんに案内してもらうことになっている。 国立美術館まずは美術館のあるエリア、その名もミュージアム広場で待ち合わせ。 会うのは5年ぶり。大学の卒業制作なんかでお世話になった人で、美術の講師をしたり自身もワークショップなんかを開いている。 オランダ情報は事前にヨシノさんにいろいろと教えていただいた。 まず向かうのは国立美術館。 かの有名なレンブラントの「夜警」を見るためだ!

          #29 あこがれのオランダへ

          8月20日 今日はベルリンを後にし、オランダへと長距離移動だ。 ここ最近の長距離移動とアウシュビッツの件もあり少し疲れている。 オランダには4泊5日の長期滞在する。 今年の4月からワーキングホリデーが始まっている。 今回様子を見て、またワーホリでオランダに来ようと思っている。 オランダとは縁がある。 長崎は出島にオランダ商館が置かれていたのもあり、オランダと交流が盛んだ。オランダ人観光客も多く、いつかうちの古民家にカウチサーフィンで泊まりに来たオランダ人も出島を見て

          #28 アウシュビッツを忘れない。

          8月19日 いろんな思いを抱えながらベルリンへと戻る電車のなか。 自分は体験していないけれど、 戦争の記憶というものが自分の中にも刻まれた気がした。 ヒロシマ、ナガサキの原爆とは比較できないが、 戦争が人間の仕業であることがはっきりとした。 そして、平和への決意、戦争は二度としてはいけないと、 心に改めて刻んだ。 戦後75年の節目体験はできないし、したくもないけど、知ることはできる。 誰かが生きたかった1日を大事にしながら、旅を続けたいと思う。

          #27 アウシュビッツ

          8月18日 ついにこの日が来たが。 フィクションで描こうと思っていたが、 どんな言葉を書いてもウソになると思ったので書きません。 ただ、ここに来れば 「戦争が人間の仕業である」ことがはっきりわかると思います。 私が行きたい場所はここです。私が行かなければならない場所はここです。 いつか流行病が収束し、世界一周に行けたら、 自分の目で確かめ、自分の鼻で感じ、じっくり考える時間を作りたい。 フィクションでお届けしている幻の巡礼記はまだまだ続きます。

          #26 ポーランドへ

          8月17日 今日はアウシュビッツに向けてポーランドへと1日かけて移動。 初の移動困難日だ。 ベルリン中央駅を9:37に出て、約8時間の電車旅。 以前、記録的豪雪の中出雲から鳥取まで1日かけて移動したことがあった。 そのとき驚いたことがあった。 電車が止まってしばらく停車することがアナウンスされたとたん、 車内のほぼ全員が携帯を取り出し、一斉に電話。 なんだか異国の風景を見ているようだった。 電車での移動が時間の無駄だとか不便だとか言うけど、 時間を使うということ

          #25 ベルリン

          8月16日 昨日の余韻がまだ残っている。 もう一度ベルリンの壁を巡るべく、散歩に出た。 境界線を巡る旅は思いのほか気持ちが重たくなる。 この後最大のアウシュビッツ訪問が待っているのだかが、 旅の序盤の日程でその先に影響しないか心配である。 途中DDRミュージアム(DDRは東ドイツの略称)があったので入ってみた。 東ドイツの市民生活が再現されている。 日本ではあり得ないが、展示品に触れることができる。 ドイツの昭和レトロ博物館ってところかな。 博物館の島に行こうか

          #24 ベルリンで迎える終戦

          8月15日 昨晩の楽しい宴会もあり、ちょっと遅めの出発となった。 朝ご飯までお世話になって、本当にありがとう。 駅まで送ってもらい、ベルリン行きの電車に乗った。 今日は終戦記念日。ベルリンで迎えるのも何か意味がありそうだ。 境界線を越える旅にとってはとても意味のある場所。 かつて東西に分断されていた町だ。 まずはブランデンブルク門を目指す。 ブランデンブルク門統一ドイツの象徴でもあるこの門すぐそばに、壁が築かれていた。 今はもう線が引いていあるだけだが、 これに