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エンパス式コミュ術の心得

さて、初ベトナムまで後2週間ほどになり、(と言っても往復で10時間+10時間ぽっきりだが)
どうせ行くならしっかり歴史と政治背景を頭に叩き込まねば、と思って勉強し始めたら、あれよあれよと分からないことが芋づる式に出てきて、気がついたらありとあらゆる人類の闇に頭を突っ込んで思考していた。
流石に長いこと闇を見過ぎて脳みそがまるで醤油漬けになったように濁っている。
これはマズイ。リセットしなければ。

そう思いながらYouTubeを指で繰っていたら、今日はこんな動画に出会えた。

ムツゴロウさん、YouTubeチャンネル持ってたんや!ムツゴロウさんとナウシカは心の師匠やと仰いでいるのに今日まで知らんかったぜ、穴があったら入りたい。

ピーンと来たやつを2本くらい見たけど、いやあ癒された。
最新話が10日前更新で第110回。おお、あと100本以上新作が楽しめるじゃないかあ、マジで極上の贅沢だなあ。
両親がムツゴロウさんの娘さんと同じ名前を自分にくれたんで、時々ムツゴロウさんが私の名前読んでくれるんですよ。もうね。なんて言ったらいいの、この感動。

まあ、あれだ。脳みそから醤油の塩気がやっと抜けていくよ。
ふー。ほっとする。

なんかムツゴロウさんみてると、エンパスなんて誰でも出来ますから、ほらほらこうやってですね、って言われてるうちに、あ、そっか、これみんな出来るんだっけと思わせてくれるほっこり感がある。
なんだか自分も有益な情報を持ってるんじゃないかとついやる気になって記事にすることにした。
需要?不明。


エンパス式コミュ術の心得、その1。

心は空っぽに。

ムツゴロウさんは、ありのままで、自然体で、と動画で仰っていますが、ありのままに自分剥き出しでレッツゴーしちゃダメですよ。
このムツゴロウさんの、自然体で、というのはどちらかというと川の流れに身を任せてるやつですよ。自分らしく、とかそんな意味じゃありません。
瞑想をちょっとかじった方なら分かると思うますが、坐禅を組んで、身体から余分な力がスーッと抜けて、頭の中になんの声も響いてない状態のことを仰っているのです。

エンパス式コミュ術の心得、その2

心は空っぽですか?
呼吸する度に地球が肺に入ってまた抜けていくみたいで気持ちいいですね。
ここまで来たら相手を受け入れてあげる準備は9割方終わりです。
仕上げに心にコップを上向きにして相手に合図を送ってあげましょう。
相手のことが物凄く好きで、大切なので、入ってきていいですよーっという気持ちだけ、空っぽの心に置いておきます。
相手もこっちに入ってきてもいいかなぁと思ってくれたら、心がなにか自分ではないもので満たされていくのが分かると思います。

エンパス式コミュ術の心得、その3

ここからはムツゴロウ式です。
かの伝説の御身には出来ても、常人にどこまで出来るのかは保証出来ない。笑
その2までだと、相手が拒否ってくる場合が五分五分ですが、ムツゴロウさんはここで自分から突っ込んでいくので、エンパス出来る確率を無理やり9割にあげていきます。(10割?笑)

具体的にどうするかというと、愛だけの空っぽの身体で、今度は自分の一番弱い部分から突っ込んで行きます。
一番弱くて、1番傷付いたら嫌な部分をさらけだして、ほら、僕、こんなに弱いし、嚙みませんよと近づいていくわけですね。
噛みつきそうな犬なら顔から突っ込めと、そういう寸法です。

ここでですね、その1で作った自分がない状態がですね、恐怖とか痛みとかで崩れますとぜーんぶダメになりますから、ご注意ください。
頭の中に自分の声が聞こえてくる時点で失敗しています。
勘のいい動物や、人間でも子供なんかは、すぐにそれを察知して警戒して去っていきます。

ムツゴロウさんの言うとおりにやっても出来なかったよーっていう人はここがダメだったわけです。
そもそも、自分の中が混じって汚れていると、自分でもどれが外から入ってきたのか、どの部分が自分の色で混じってしまったのか分からなくなります。もうこれは大失敗です。
主観が入ったら何も分からなくなります。

それでちょっと思い出しましたが、時々、疲れていて気が緩んでいたりすると、無意識に外の物を取り込んでしまうことがあると思いますが、自分ではないものが混じった状態なのでただ疲れるし、エネルギーはどんどん出ていきます。こんな時はいったん心を空っぽにして、入ってきたものと自分の色を一端分けてしまわないとつらいので、どこか静かなところに逃げて瞑想しましょう。


私の予想では、その3はたぶん、その2の状態に加えて理性を酷使しているのだと思います。
この理性、というのは決して自我とか心の声とかそういう色のついたものではありません。

知識とか戦略、経験、もしくは動物的勘という表現が一番近いと思います。
ムツゴロウさんはご存じのとおり、偉大な動物学の権威でありますから、常に動物の動きを無意識にパターン化して、どの行動が一番効果的に自分を弱く見せれるかというのを計算されているのです。
もしくは強く見せたほうがいいのか、それはやはり動物ごとに個別に違うわけですから、ムツゴロウさんの壮大な知識のプールがムツゴロウさんのエンパスを100%に近くさせるわけです。

私も人間と話すときはなんとなく、行動心理学の知識が頭の奥底で静かに流れています。出来る限り相手に寄り添いたい、おそらくこのパターンでの地雷はこれだろう、と冷静に反応しています。
犬とか猫とか、一緒に過ごした時間が長い動物ならパターンもわかるので言いたいことも大体伝わってきます。

でもまあ、考えすぎると心の声が復活してしまいますので、あくまで大事にしたいという気持ちがベースで、なればどうするか、というのは自然と流れてくる経験則のようなものです。



さてさて、ムツゴロウさん流エンパス式コミュ術を解説してみました。

動物とのコミュニケーションにも使えますし、円滑な人間関係にも使えます。
人間もですね、なんだか触るとガブっと来そうな人も沢山いますがね、ここまで無防備に心をあけっぴろげにして、弱点丸出しで突っ込んでくる人をボコボコにしてくる人はあんまりいませんから。
怯えた犬も最初は間違えてガブっとくることもありますが、分かってくれたらごめんよって言って手をなめてくれます。

カブっとこられた人間も、ああ、つらいことがあったんだなあ、わかるよって受け止めてあげると、大体の人はガブっをやめてくれます。
時々、人が痛そうなのを見るのが大好きな人もいるので、逃げ時は見極めてください。笑

それでは楽しんでいただけたら幸いです。




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