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camouCollage怒涛の催事三連続【その1:松屋銀座 編】

2月から繰り広げられた嬉しい悲鳴、怒涛の催事三連続が無事に終わりました!

ようやく気持ちが落ち着いていきた昨今、この思いを記事に残しておかねばと思い、今回も熱く綴らせていただければと思います。


今回、良縁をいただき約1ヶ月に3件の催事が決定したのが去年の11月。

【2/23~3/1】 松屋銀座

【3/8~4/14】 恵比寿アトレ有隣堂

【3/23~3/29】 日本橋高島屋


という、大変ありがたい場所続きでの開催でした。


催事経験は少しはあるものの、都内でピンでの催事はほぼ初めてで。

とにかくあるのは気合のみ 笑 
なんでもやるぞ!という意気込みでした。


ご紹介くださったイベンターの方とも相談して、グッズも作ろうということになり、業者を探すところから始まりました。

試行錯誤をした挙句、出来上がったグッズの数々。(その制作話は、こちらの記事をご一読ください!)



さらには、額も新調+リニューアルしました。

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いつもお願いしている、フランジプライウッドさん。

合板を活かしたプロダクトを作っていらっしゃる工房で、代表の上田さんの作られるこだわり抜いた独特のセンスに、すっかり惚れ込んでいます。

意を決して、今回から30角絵画の額を2種類に。

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一つ目は従来の木製額のリニューアル。合板の組み合わせもようを変えたのと、大きさも30角のマットが入るよう、2まわりほど大きくしました。(そのため、価格の変更と、化粧箱の廃止をさせていただきました。)


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もう一つは、フランジさんの新作「blocker」シリーズの額。

黒を基調としたデザインで、モダンかつ個性的なのですが、どこに飾っても馴染む、機能性も富んだお洒落な額縁です。

側面だけでなく、内側にも黒の面が施されていて、絵に締まりが生まれます。


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こちらはA3サイズのblockerシリーズ。

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こちらも個性と存在感がありながら、どこに飾ってもしっくりくるようなシンプルさがあります。そして、重厚感はものすごく出る額でもあります。



これらを引っ提げて、いざ、出陣です!!!


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【2/23~3/1】 松屋銀座

前日、デパートのクローズ後の20時から空間デザイナーOと搬入を。
Oは催事になると毎回ディスプレイをお願いしているのですが、とにかく美的センスが半端なく。
良い意味で毎回私の頭の中にある常識を覆してくれる、素晴らしい提案をしてくれます。


ある分野で自分よりも長けている人には、委ねるに限ります。

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今回、催事場所の設計図を送り、Oと事前に決めていたディスプレイはこんな感じでした。

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言われるがままに、メルカリで巨大なトルソーも購入。(これどこに保管すれば。。)


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文字に特化したポップも作成。

極めてシンプル且つ明確さを心がけました。


ラフと現場の雰囲気を話し合いながら設置。この日は終電間際まで作業に取りかかりました。

仕上がりはこのような感じです。

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半信半疑で買ったトルソー。

どうなるのだろうと思いきや、トルソーを置くことで、絵画ブランドということが明確になりました。

さすがOのセンスはすごい!!

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次の日は9時45分から店頭へ。

初日は祭日だったので、カモコラージュのカリスマ販売員とも呼べる、ミキさんに1日お願いを。

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彼女の接客は、友達と話している感じで全く圧がないんです。
接客が天職な方とはまさにこのこと、コミュニケーション能力が本当に長けています。
彼女はコーチング事業で起業もしていて、私も受けたことがあるのですが、ものすごくナチュラルで優秀な先生でもあります。

緊張のあまり、近寄るとお客さんが逃げてしまうであろうオーラ出まくりの私を、優しくフォローしてくれました。

ある分野で自分よりも長けている人には、委ねるに限ります。



松屋銀座でのお客様は、さすが一流デパートだけあって、品のある良質な方が多くいらっしゃいました。
身なりはもちろん、凄く礼儀正しく気さくでお話も上手。
ゆったりとされていらっしゃる方が多かったです。

一言で表現するのであれば「余裕」がある感じです。


初出店のカモコラージュ、人通りは少ない場所だったのですが、それでも初めて見た、と驚いて目を止めてくださる方が多くいらっしゃいました。

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特に、カモコラージュの目玉とも言える、肖像コラージュをご覧いただき、嬉しい驚きをしてくださる方多数。
斬新・新しい・他で見たことがない・これぞ世界で一つ・・・などの嬉しいご意見をたくさん頂きました。

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カスタムオーダーの、ラウンドコラージュの反響もすごく良かったです。

一等地である銀座という場所で、初めて肖像コラージュをお披露目出来たことは、ただでさえ嬉しいのですが、反響がものすごく良かった事に、安堵感と同時に突き進めてて良かったという確信を覚え、胸がいっぱいになりました。

また、数年会っていないクライアントさんや旧友がたくさん来てくれて、連日店頭に立ち続ける体力の消耗と比例して、嬉しい再会でたくさんのパワーを頂きました!


同時に催事への姿勢が180度覆った、衝撃的な出会いがありました!!


お隣は、murderpollen(マーダーポーレン)さんという、設立20年以上になる老舗アクセサリーブランドだったのですが。
そのディスプレイがすごすぎて。。。

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HPからお借りたお写真をご覧になれば一目瞭然。

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ミモザの木が生えてる!
しかも会期中にどんどん花が咲いてが満開に!!!
ここは花屋ですか??

というほど、緑と調和した世界観で。

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これ、どれだけのお金と手間がかかっているのだろうか。。

大人故の、なんとも世知辛い本能 泣

勢いよく電卓を叩く音が、脳内で無意識に響きました。


実際に催事をされた方は、この凄さをお分かりになるかと思います。


これはどう見ても業者レベルだろと思いきや、なんとデザイナーさん一人で世界観を作り上げていらっしゃっていて、什器も持ち込みがほとんどとの事!
(松屋の方も、murderpollenさんのディスプレイは、は最上位クラスとおっしゃっていました。)


自分のディスプレイへのスケールの小ささに、唖然としてしまいました。

トルソ一の保管場所で、いちいちビビってんじゃねーよ、私!! です 泣



ありがたいことに、デザイナーさんと仲良くなり、催事の極意をお伺いすることができました。

彼女はとにかくブランドの世界観を大事にされていらっしゃる方で。
催事にいらしていただくからには、商品はもちろん、ブランドの空気感を持ち帰ってほしいと。
木の実をもぎ取るように、アクセサリーを持ち帰っていただければと、とおっしゃっていました。


見れば納得、ブランドとしての「商品ありき」というよりは「世界観ありき」です。


そのためには什器のこだわりは絶対に外せないとのこと。


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「ブランドの世界観を作るためにはディスプレイから」

ブランドを立ち上げてから20年、ずっとブランドに合う什器を買い続けたり、作られているそうで。
お話をお伺いながら催事風景を拝見する度に、murderpollenさんの刻まれた歴史の重みを感じました。


パラダイムシフトが起きた瞬間でした。

什器へのこだわりは絶対に必須!


意気込んで催事に挑戦した1回目の末路がこれかと、自分の浅はかな意気込みへの反省以外の何ものでもありませんでした。

今回の松屋の催事では、空間にこだわるという概念が全くもって抜けていたのでした。


自画自賛ほど恐ろしいものはありません、41歳になった今の自分の持論として

年齢に関係なく、人は日々生まれ変わるのです!!

残り2回の催事、さて、どうやって開催するか!!??


「恵比寿アトレ有隣堂 」編に続きます!




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murderpollen(マーダーポーレン)さんのHPはこちらになります。

http://www.murderpollen.jp

世界観が本当に素晴らしいので、是非覗いてみてください!

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