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私の中のネガティブさんとのお付き合い③(ぼちぼち、少しずつ編)

はじめに

 前回は、私がネガティブ人間と化した過程をお話しした。あくまで1つの推測の域を出ないのだが、過去の出来事を振り返ってみるとやはりその時の苦しさを思い出してしまう。
 他方、「ネガティブ」とは悪いことしかないのかと考えることも最近ある。事実、現時点にてこの性格が功を奏したことはなくネガティブ人間でもいいとは思わない。しかし、この性格はマイナスな面を除いてどのような影響を与えてくれるのだろうか。この点について今回は考えてみたい。

私の「ネガティブ」に対する私の考え

 前回にお話ししたとおり、私の暗い経験はいくつかあり、そのたびにもっと楽観的で物事にとらわれすぎない思考を手に入れたいと思い、自分を頑張っていたくもない場所に身を置いたり、心に鞭を打つようなことを多く行った。

 しかし、人間の性格はそう簡単に変わったら苦労しないことを最近ようやく知りつつある。第一、生活において少しずつポジティブ要素を獲得することはできるものの完璧にポジティブ人間に変身することは難しく、仮に可能だとしてもとてつもない時間を要すると思う。こうしてすぐに変わらない自分を悟ると「ああ自分なんて…」となってしまい、さらなる「ネガティブさん」を召喚する。これが、これまでの私の悪循環である。

 そのため、「ネガティブさん」を完全に変えてあげなくてもよいと思う。つまり、現時点の大筋である「ネガティブさん」を見て、いいところをみつけたり、少しずつ直す所を見つけ、心を落ち着かせる時間を必要以上に多くとるなどして、ゆるゆると改善していけばよい。

ゆるく改善していく

 例えば、最近は現状に対して都合のいい言葉・思考を苦しくさせない言葉を思いつく自分が多い。日常生活にて、よく自分に「ま、いっか」「ちょっとくらいどうとでもなる」「最終的に○○できたらいい」いう機会が多い。

 実際に、すべての初期段階で失敗したとしても「ま、いっか」「ちょっとくらいどうとでもなる」ことが多い。仮にその言動が大きな悪影響を与えてしまったとしても、「最終的に○○できたらいい」ことは事実だ。

 もちろんこの言葉を発してよい現状か、そこそこ頑張っているか等の観点から総合的に判断する必要があるが、これらの言葉で、気持ちが少しばかり楽になっていくかもしれない。

おわりに

 以上、「私の中のネガティブさんとのお付き合い」について記してきた。まだまだ考えていく部分は多くあるものの、幾分上手く付き合えるようになった気がしている。私を含め皆さんが、日常と戦う一方で上手く息抜きしながらぼちぼち頑張ってほしい。その際には、どうぞ、「現状に対して都合のいい言葉・思考を苦しくさせない言葉」をかけてあげてほしい。

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