尾道旅行①

尾道へ行った時のことを思い出しつつ書いていくよ。尾道、ずっと行きたかった尾道に、念願の尾道に行ってきましてん。

尾道駅に到着したのは夜の19時を回ろうとした頃だった。長旅の締めに駅舎を撮ろうと正面へ回ると、駅は改修工事の真っ只中で、駅舎を覆う工事用シートの隙間からは真新しい駅舎が顔を覗かせていた。海の近い駅はどこも降り立つと同時に微かな潮の香りと波の音が五感をくすぐる。そういう訳で海がすぐそばにあることは容易に予想がついた。同行人の到着まであと2時間ある。特別行きたいところがある訳でもなし、かと言ってそれほど空腹を感じるわけでもない。どうしようかと思案を重ねているうちに辺りは真っ暗になった。長い夜が始まろうとしていた。これでは海を臨めそうにもないと諦めかけたけど、せめて雰囲気だけでも味わおうと思い直す。スマホを片手に海へ繋がる暗い夜道を歩く。あまりにも暗い。自分が普段生活しているところが如何に電力を消費しているかを思い知る。電気のない時代人は闇とどう向き合っていたのだろう。想像させたするだけで楽しい。そんなことを思いながら空を見上げる。どうだろう。満天の星空が広がっている。そういえば、尾道は内海と山に挟まれ箱庭都市と呼ばれる土地である。明かりも少ないのだろう。

それではおやすみなさい

M.m

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