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【創作】なんかできる気がする物語プロットの作り方

こんにちは!お久しぶりです!漫画原作者のみやおです🐷
前回は企画書の書き方の話をしたので、今回はプロットの書き方のお話をしようと思います。

企画書の時は仕事で漫画を作りたい人以外はブラウザバック!と書いたのですが、今回は小説でも漫画でもこれから物語を作りたい人、制作する時に物語の全体像が掴みにくい人向けのお話です。

帰らないで!!!

今回もあくまでわたしなりのやり方なので、使えそうだな〜と思ったら参考にしてみてください!

・そもそもプロットってなんだろう?

プロット(Plot)とは、「点を打つ」とか「点を置く」という意味がある単語だそうです。へーーーー!!!!!

小説や漫画におけるプロットは物語の要点をまとめたものです。

お話の中で何が起こるのか、を整理することで自分でも物語の流れに破綻や矛盾がないか確認できたり、商業漫画だったら盛り上がりが足りないとか、何話までにこの展開が欲しいだとかの話し合いの材料にもなります。


・決まった作り方はあるの?

大事な話をする前に最初に言っておくとプロットに決まった作り方はありません。

人によってはふせんにセリフや行動を書いて紙に貼りまくったり、セリフだけひたすらスマホで打ち続けたり・・・あまり聞く機会はないですが聞くとほんと人それぞれです。

私自身も独学です。ただ、わたしは自分の趣味で漫画を描く時は基本的にプロットを書きません。

プロットを書くのは自分でも何が書きたいのか、どう書いたらいいのか頭がごちゃごちゃしてしまってる時と、自分以外の人間(担当さん)と納得しながらお話を作らなきゃいけない時です。

なので、わたしはプロットを書くときに自分が全体を俯瞰的に見られて、担当さんが見た時には質問や意見を言いやすいように客観的に見てわかりやすいプロットを意識して作ってます。


・実際のプロット

で、結局どういうプロットを作っているかというと、こんな感じです。

プロット表(原本)-01

起承転結・書きたいシーンがわかりやすいように作っています。

こうやってマスごとに区切ることで、最初に起と転の部分しか思いついていなくてもそこを書き出して前後(承・結)を考えたりできるので頭の整理にはいいと思います。(実際に描き始めるとキャラが勝手に動いて変わることも多いですが・・・)

物語全体を一気に書こうとするとわけわかんなくなっちゃっりするけど、こうして一つずつ埋めるようにしいけば創作のハードルが下がる気がしませんか?

埋めている間に矛盾がでてきたり、違う方向性にしたくなってもこの表なら先の展開まで見渡せるのでどこを直せばいいか見つけやすいです。

物語をこれから作ってみたい!という方には一つのやり方として提案できるかな〜と思っています。

また、「描きたいシーンなど」の項目は作っておくと方向性が迷子になりがちな時に「あ、そうだここが描きたいからこれが一番大事なんだ」って残す(強調する)部分と逆に削っていい要素に気づけたりします。

担当さんとお話しする時もこの項目にはっきり書いておくと「あ〜これが描きたいからこういう展開なのか」とか「じゃあもっとこういう要素入れた方が面白いんじゃないか」と思ってもらえるし具体的なお話し合いができます。

・使用例

実際に書き込むとこんな感じ。

プロット0629-01

字みっしりでウワッて感じですね・・・・。

これは以前に連載していた原作・ネーム担当作品「進捗どうですか?~アラサー漫画家(♀)と17歳の編集者(♂)~」(作画:紺野ぱる先生)の1〜5話のプロットです。ちょうど一巻に入ってる内容のはず。

↑のリンクから3話までは読めるので比べてみるのも面白いかもしれません。

この漫画の2話以降は、更新頻度を上げるために(プロットには24〜30P想定と書いてあるけど嘘です)全体で40Pのものを10P前後で区切って3話か4話に分割して配信してました。

そのため、起承転結のひとマスずつをだいたい10P前後になるように構成して、最後には次回も気になる!と思ってもらえるヒキを用意しています。

使用例としてわかりやすいっちゃわかりやすい気がしたので例として紹介しました。


・まとめ

最初にも言った通り、プロットの作り方は人それぞれで決まった形式もありません。

自分の作りやすいように作っていいのですが、この記事が「何からやっていいかわからない!」「あってる作り方が見つからない!」という方の創作のきっかけになったら嬉しいなと思います。

それでは今日はこの辺で!

ありがとうございました!

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