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家族でのカナダ移住に向けて手放すモノ|122日後に家族でカナダ移住する脱サラ夫婦

こんにちは、さやです。
(写真は、久しぶりに旦那と二人で行ったランチでいただいた、スペアリブサンドです。)

家族でカナダ移住まで、あと123日。

今日、3月末に更新を迎える地震保険を、これまでの5年契約から1年契約に切り替えました。

7月のカナダ移住でマンションを売却するため、最短期間である1年に変更したのです。

一括で支払ったのち、解約後の保険料分は返金されるのだそう。

知らないことがいっぱいです。

今日は、カナダ移住のために私たちが「手放すモノ」をご紹介します。

◆カナダ移住に向けて手放すモノ

しばらくバイバイ。

住み慣れた日本を離れて、海外へ引っ越す私たち。
何年後に帰ってくるのか、さっぱりわかりません。

だからこそ、たくさんのモノを日本に置いていくつもりです。

捨てるモノ、諦めるモノ、止めるモノ。

数えると惜しく思ってしまいますが、書くことで執着を手放したいと思います。

手放すモノ1|家

大きくないけどお気に入りの我が家。

長男が2歳、次男が1歳の頃に購入した、新築の分譲マンション。

広くないし、都心の真ん中でもないけど、外観がとってもかっこよくて、緑が豊かで、管理人さんが優しい、お気に入りのマンションです。

勢いで買ってしまった感はあるし、4人家族で3LDKはちょっと狭かったかな、という思いもありますが、ココは私たちが生涯住み続ける場所だと思って手にした場所でした。

売却するなんて思ってもいなかったし、将来ここで夫婦ふたりで住むにはちょうど良いかな、という環境。

売ってしまうのはかなり寂しいですが、住宅ローンを抱えてカナダに移り住む勇気もありません。

「貸し出して賃貸収入を得たら良いかな?」と思っていた時期もあるけど、きちんと管理できるか自信もなく…結局売却することにしました。

…といっても、現時点でさっぱり売れる気配がないのですが(笑)

▲全然マンションが売れない話。

私たちが手放す、最も大きなモノの1つです。

手放すモノ2|キャリア

丸の内で勤務してます。的なやつ。

新卒でずっと正社員で働き、順調に待遇もポジションも上がっていた日本でのキャリアを、夫婦そろって手放します。

私は、中小企業を数社経験し、管理職として幅広い経験をさせてもらいました。

主人は大学院を出た後ずっと1社で勤め、安定したITキャリアを積み上げてきました。

家族4人で暮らすには十分な収入があって、今後もっとキャリアアップしていくことができたし、期待されていたようにも思います。

でも、35歳で脱サラするのです

一昔前は、「転職35歳限界説」なんてものがありました。
35歳から新しいキャリアを築くのはほぼ不可能と言われていたのです。

でも、私は35歳から未経験のwebライターとして独立し、主人は異国の地で学生になって学び直します。

順調だったキャリアが中断してしまうことに未練がないとは言いませんが、それでも今は新しい人生への期待の方がはるかに大きいと断言できます。

必ずしも正社員である必要がない、1社で勤めあげる必要もない。
そんな現代のキャリアに関する価値観の変化が、かなり後押ししてくれたと思います。

そういう意味では、キャリアを捨てたという感覚は、実のところかなり薄いと思います。

手放すモノ3|老後への蓄え

これは結構…いや、かなり心配な話。

これまでずっと会社員だったので、国民年金とそれなりの厚生年金を積み立ててきました。

脱サラして二人とも厚生年金を脱退し、出国とともに国民年金も支払い免除になります。

保険料を支払わないので、その分将来もらえる年金は減ります

任意加入して支払い続けることも可能ですが、これはカナダ移住後の収入確保に自信がついてから考えようと思っています。

また、私たちは夫婦そろって貯蓄型の保険にも加入していました。
保険料は、それぞれ月約25,000円くらい。
夫婦で毎月50,000円ほど積み立てていたのです。

これも、カナダ移住に合わせて解約しました。

保険料を払い続けられる自信がまだないこと、貯蓄型保険より投資に回す方が利回りが良いと判断したことが理由です。

しかし、放っておけば毎月勝手に積み立てられていた将来の安心を失ったのは、けっこう怖いものです。

それから、主人が入社以来ずっと積み上げてきた確定拠出年金も、退職とともに中断です。

今の状態でいったん保存される形になるから、なくなるわけではありません。でも掛け金を支払わなくなるので、大きく増えていくこともありません

老後を支えるには、あまりにも頼りない額しか、まだ貯められていないのです。

これまで十分すぎるくらい、老後の蓄えをしてきた私たち。
カナダ移住とともに、「資金面で困らない老後」を一気に手放すことになりました。

ココは、正直一番心配していることろ。
早く生活基盤を整えて、別の方法で老後の安心を積み立てていく必要があります。

手放すモノ4|会える友達や家族との時間

こんな青春するほどたくさん友達いないけども。

まったくもって全部なくなってしまうわけではないのですが、家族や友達と直接会って話す時間は、確実に激減します

一緒に5年以上ボランティア活動をしてきた仲間たち。
毎月飲みに行っては大笑いしている職場の元同僚。

コロナ感染拡大期に入院し、一度も会えていないおばあちゃん。

直接会えなくなる人が、あまりにも多いと覚悟しています。

でも、そもそもコロナで直接ひとに会う機会はとても減ったし、逆にオンラインツールを活用して今まで以上に簡単に連絡を取り合えるようになりました。

カナダに行っても、つながっていられる方法はあります。
だからある意味、手放すことにはなっていないのかもしれません。

ただ、おばあちゃんにはだけは、ちゃんと会ってからから行きたいな、と思っています。

手放すモノ5|圧倒的な便利さ

本当に便利な街。東京。

日本にいて、日々暮らしていくだけのお金があれば、正直大きな不便はないのかもしれません。

最近そう思う機会がとても多くなりました。

ちょっとしたことでも病院で診てもらったり。
急ぎのときはコンビニでなんでも入手できたり。
当たり前に電車が時刻通りにやってきて、注文したものはちゃんとデリバリーされる。

そんな便利さを、一気に手放すことになるのだと思います。

これも、正直怖いです。
子ども時代は田舎で不便な想いもたくさんしましたが、大人になって東京で働くようになってからは、大した不便を経験していないように思います。

果たして、カナダの地方都市の便利さはいかほどか…。

移住後に、改めてレポートできたらなと思っています。

◆何かを手に入れるためには、何かを手放す必要があるらしい。

空きがなきゃ、何も入らないし。

これは、誰の言葉だったか。

新しいものを手に入れるには、古いものを手放す必要がある。

正確には、順番が逆かもしれません。

古いものを手放すからこそ、新しいものが手にできる。

今、そんな選択をしている最中だなと実感します。

どうせすぐ引っ越すからとモノを買わなくなってから、貯蓄が増えるスピードが上がりました。

人間関係でストレスの多かった職場を辞めたら、好きや得意で収入を得られるフリーランスになれました。

毎日書いていた日記をやめたら、いつの間にか毎日noteを書くようになっていました。

日本で過ごす当たり前な日常から離れたら…カナダで、また新しい生活が始まるのだと思います。

ちょっと怖いなと思うけど。
でも、今はやっぱり楽しみの方が勝っているところを見ると、この決断は私にとって、そして私たち家族にとって、必要なものだったのだろうと思っています。

まだちょっとだけ時間があるから、たくさん今の生活を楽しんでいきます。

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