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カナダでの結婚式〜日本との違いについて徹底リサーチ〜準備編

今年の夏に晴れて7年お付き合いしている方とカナダで結婚することになりました。憧れの海外での結婚式。私はAbout timeという映画が大好きで、いつかAbout timeみたいな結婚式をしたいと夢見ていました。(まさか本当に海外で結婚式をするとは、、、)

私は日本で生まれ育ち、日本での結婚式にも参加したことがありますが、カナダでの結婚式は準備も含め日本とは大きく異なります。今回は私日本人からすると少しビックリしたことを紹介したいと思います。これからカナダで結婚式を挙げる方に少しでも参考になれば幸いです。

ウェディングプランナーがいない?

日本ではブライダルフェアのようなイベントに参加し、幾つかの会場を周り好きな式場を選び、会場に所属するウェディングプランナーに自分の理想の式を伝え、一緒に準備をするのがスタンダートだと思います。

しかしカナダではブライダルフェア自体が少なく、会場にウェディングプランナーがいることは基本ありません。いても会場には所属しないフリーランスのウェディングプランナーが殆どです。

多くの人は自分達、または友人と協力して準備を進めており、私たちも会場選びから、当日の料理、ドリンク(バーテンダーも選ぶ)、ドレスの準備、会場のセット、花やデコレーション、カメラマンの手配、音響の手配、ケーキの準備、オフィシアント(牧師的な人)等、全て自分達でアレンジしました。

※具体的な準備の進め方等はまた時間がある時にでもまとめようと思います

とにかく、準備がとっても大変です。ただその分、自由に式をアレンジできるのでストレスを感じながらも楽しく進められるかもしれません。

お金に余裕がある、時間がなくて誰かに依頼をしたい場合はフリーランスのウェディングプランナーに依頼するといいと思います。費用はピンキリですが50万円~くらいは読んでおいた方が良いと思います。

会場の予約が熾烈

これはカナダのバンクーバーの例ですが、レインクーバーという異名がつくほどに雨が多い都市です。青空が広がっているのは夏のみで、秋から春は殆どが雨または曇というどんよりした天候です。そのため、多くの人が夏に式を挙げるため、すぐに会場(夏)の予約が埋まってしまうのです。

また昨今ではコロナで去年や一昨年で式を挙げられなかったカップルが式をすることもあり、より一層会場の予約が熾烈になっています。

もし夏のバンクーバーで式を挙げたいのであればなるべく早くに会場を予約しましょう。場所にもよりますが、一年前には場所を確保することをオススメします。

高い、とにかくお金がかかる

日本に比べて物価が高いのもあり、何をするにもお金がかかるカナダ。それは結婚式も同じで、それなりにコストが必要な事を想定した方が良いです。

例えば、カメラマン。日本でカメラマンに式の撮影を依頼をしても5万円〜10万円(写真のみ)くらいだと思います。しかしカナダでは最低でも20万円はかかると思った方がいいでしょう。もちろんレベルによって安く収めることもできますが、ある程度の写真を求めるとそれなりの金額がかかります。私が調べた中では20万円~50万円くらいが多く、高いカメラマンだと50万円以上で価格設定をしていました。

これは単に物価が高いだけでなく、夏という需要が高いシーズンだから高いという要素もあるようです。ですので式があまりない秋から春にするともう少し費用を抑えることができるかと思います。

公的な会場だと安い!

カナダには公的な施設が多くあります。その一部では結婚式ように貸し出しをしている場所もあり、そうした場所を使うと会場費用を安く抑えることができます。

公的な施設だからといって会場が悪いということはなく、むしろ「こんなに安いのにこんなに素敵なの!?」と驚く人が多いと思います。カナダといえば圧倒的な自然をイメージすると思いますが、自然に囲まれた素敵な施設で式を挙げることもできます。

場所な人数にもよりますが、仮に50人くらいの規模とした時に、私的な施設で式を挙げると会場費だけでも100万円〜はかかるでしょう。しかし公的な施設を利用すると費用を20%くらいに抑えることができます。

その分、施設の規制などが厳しいなどのデメリットはありますが、これだけ安くすることができるなら公的な施設を選択したくなりますよね。

もし具体的に公的施設があるか知りたい方は私のtwitterにDM下さい。

ご祝儀がない

カナダでは現金を配ることは日本ほど一般的ではありません。 また、新郎新婦がウィッシュリスト(wedding registry)から商品を選び、オンラインで注文する方法も人気ですが、それでも5,000円 〜10,000円くらいのものが一般的です。そしてはこれは日本のように半ば強制的に払うことはなく「払いたいなら払って」というスタンスです。

日本では結婚式でかかるコストをご祝儀でカバーする前提で考える人が多いかと思いますが、カナダで式を挙げる場合はただ出費するだけという認識でいた方がいいでしょう。ただその分、自分がゲストとして呼ばれた時はタダで美味しいご飯とお酒が楽しむことができます。日本のように変な気を使わなくていいので個人的にはカナダの文化の方が好きですね。

準備する料理が難しい

カナダにはヴィーガン、ベジタリアン、ペスカタリアン、宗教である料理を口にすることができない等の人が多くいます。基本的にはカップルの好きな料理とお酒を提供すればいいと思いますが、せっかくゲストで来てもらうには皆に楽しんでもらいたいですよね。

私たちの式にもベジタリアンの方がいたため、肉や魚を使っていないパスタもメイン料理に用意することにしました。勝手な推測ですが、30名以上の式をカナダですれば1人はヴィーガンやベジタリアンがゲストでいるんじゃないでしょうか。それくらい日本に比べてヴィーガンやベジタリアンが多いので、料理を決める際は気をつけましょう。

結婚式にマリッジライセンスが必要?

結婚式までの 3 か月前までに、マリッジライセンスを購入する必要があります。日本人の私からしたら「は?」という感覚でしたが、いわゆる籍を入れることの証明で、日本語の資格とは少しニュアンスが異なります。

申請は夫婦どちらか片方のみで必要となります。以下のうちいずれかを見せる必要があります。

  • 出生証明書

  • IMM/入国管理フォーム

  • 永住者カード

  • 市民権カード

マリッジライセンスは申請時に発行されます。結婚許可証は返金不可、有効期限は3ヶ月、延長はできません。費用は$100CADです。

まとめ

はい、とにかく大変です。そして高い、お金がかかる。でもその大変さも捉え方を変えると「ワクワク」にすることもできます。お金も日本に比べるとそりゃかかりますが、自分でアレンジすることで安く抑えることもできます。

憧れの海外での結婚式、とっても大変ですが、カナダでの雄大な自然を感じれる結婚式は間違いなくスペシャルな思い出になるでしょう。

ゲストとしての参加する時の情報は散見しましたが、主催側の情報はあまりなかったためこのようなブログを書いてみました。カナダで結婚式を挙げる日本人はあまり多くないと思いますが、このブログが幸せなカップルのお役に立てることを願っています。



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