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正解のない問題集から始めよう

小さいお子さんをお持ちのお父さん、お母さん。
学校の勉強以外の勉強法にお悩みではありませんか?
ドリルを買う?
通信講座を受ける?
学習アプリを使わせる?
塾に行かせる?
オンラインもあり?
……
迷いますよね。

選択肢がありすぎて、
やってないと、わが子が遅れをとるんじゃないかと思ってしまう。

でも、それって
「誰のための、何のための学びを得たい」
んでしょうか?

学びの選択肢について考えたことを最近子供と一緒に読んでいる一冊の本を紹介する中でまとめました。

受験や、その先の目標が明確であれば、
体系的な学習が目標達成の具体的な助けになります。
学習機会を増やすメリットを否定する人はあまりいないでしょう。
ただ、まだそれが明確でなく、
「まわりがやってるからなんとなく」
という状態なら、

『正解のない問題集』
を「親子で
読むことをおすすめします。

監修は池上彰さん。
学研から「新時代の教養」シリーズとして出ています。
表紙のコピー(タイトル)がいいですね。
「自分らしく考え、生き抜くための正解のない問題集」
内容にさらっとふれると、
家族、学校、社会という場面で、
「ふつうは結婚する?」
「共感できない悪口」
「受験の意味」
など、30の「答えのない問い」が
投げかけられます。

テーマは重めですが、
ゆるいキャラクターが進行してくれるので、
子供でも「先が気になる!読みたい!」
と前のめりになる本です。
うちでは寝る前に親子で一緒にぱらぱらめくったり、「音読」したり、「読み聞かせ」したり、初出の単語は漢字を一字ずつ分解して意味を推測したりしています。

もちろん、問いについての、
自分なりの考え、
もお互いにディスカッションしながら。
そんな中で自然に、
考える力」習慣がつき、
繰り返すとそれは
論理的思考
にたどりつくこともあり、
テーマによっては
人によりそう
心が芽生えたりします。

これは子供が1人で読むのではなく、
親子で読むべきです。
そして、親である私たち自身も見てみぬふりをしたり、心に蓋をしてしまってきたことがあることに気付かされます。
子供に教えるふりをしつつ、
一緒に学びの機会になります
そして、親子の時間が濃くなります。

仕事に家事に、
忙しい親だからこそ、
「1人で学習してほしい」
と願うかもしれません。
わかる。私も同じです。
でも、1人でやってると信じていたら
字がぐちゃぐちゃだったり、
見直せばすぐ気づく間違いをそのままにしていたりしませんか?
それが積み重なると…
親、怒る。子、しょげる。

こうなると、
学びではなくお互いにもはや苦行。
うちだけですかね…?

勉強は本人が本気でやりたいと思ったときにプラスアルファの学習を足せばいい。
小さいうちはむしろ、
身体を鍛えたり、
表現力を引き出すような機会にたくさん触れさせたり、
身体と心の土台を作ることのほうを優先させたいなと私は思っています。

なので、小1の今のところ、
学校後や週末の習い事は水泳、ボルダリングと英語劇の3つです。
ちなみに自分が子供と同じ年齢の頃はスイミングと書道でした。
どこかのタイミングで1つか2つに収斂していきたい。
それ以外の日も個人でボルダリング、ジョギング、プールのいずれかをしているので、家で机に向かう時間は宿題以外は捻出できません。

「みんな公文行ってるから自分も行きたい〜」と子供が言うこともありますが、
理由は「みんな行ってるから」で、
「じゃあその分ボルダリング減らすの?」
と聞くと、それはいやだという。
子供なりに時間とお金には上限があることをぼんやり理解して、その中での優先順位を本能に従ってつけているようです。

その代わり、というわけではありませんが、「本」を生活に取り入れて親子で楽しむ
ことを大切にしています。
自分が気になる本ならなんでもいいですが、「答えのない問題集
はぐいぐいと思考や気持ちに揺さぶりをかけてくるのでおすすめの一冊です。

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