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フォトエッセイ【Canayell 】立秋号

台風シーズン到来で予定の変更を余儀なくされ、紅葉狩りの予定が無くなり、この連休はふて寝をしております。

「かみなりすなわちこえをおさむ」なのに明けない空に、溜め息が白く溶けていきます。


お彼岸なので昔馴染みの団子屋でおはぎを買って食べました。

粒餡と漉し餡の2つ。これで厄払いになり、晴れた秋が来てくれる事を願ってます。

この秋は炊き込み御飯をよく食べる。
この時期になるとスーパーで、炊き込み御飯のもとコーナーが設置され、私は昔からそのコーナーが大好きだ。松茸ご飯に栗ご飯、キノコがたっぷり入ったものなど、その種類も豊富で我が家の冷蔵庫には全種類が入っている。

そういえば、春になれば筍が出るので、筍ご飯を作るがこれはご飯のもとは買わずに、味付けや具材も自分で作るのに、秋のこの炊き込み御飯は、ご飯のもとに頼っている。

まぁ、松茸は庶民には手が出ないからというのが理由のひとつに数えられるが、栗はその辺で落ちていて拾えばご飯を作るくらいには確保できるし、キノコを買ってくれば自分で作ることは容易なのに。

平日は仕事があったりして手の込んだ事は難しいし、ご飯のもとというのはそんな面倒臭さや言い訳を解決してくれるし、しかも美味しいという庶民の味方なんだと思う。

たまに白米の日を混ぜて、飽きの来ない工夫をしつつ、食欲の秋を楽しんでいこう。



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