おいしい「のむヨーグルト」をもらった。 すっごく濃くて、あまずっぱい。とろとろしてて、つめたい。 わたしはシャワーを浴びて、夏。 冷蔵庫の前で仁王立ち。 右手は腰でスタンバイ。 左手で牛乳みたいに、しろいつめたいとろとろを飲み干す。喉をひやしてすべっていく。 開けっ放しの冷蔵庫。 わたしは無敵。 漏れる光がどこか悲しくって。ああ、夏だなって思う。 #文章
甘いものを食べて少し残酷な気持ちになる。 そして少し凶暴になって、少し意地悪な子になるの。世界のことを少し恨んで、誰かのことなどおかまいなし。 でもね、口いっぱいにクリームがひろがって、わたしの中の「あまいもの中枢」がいっぱいになったとき、わたしはイケナイ子だったと悲しみいっぱいで後悔するの。神様ごめんなさい、意地悪だったわたしを、どうかゆるしてください。 #詩 #ポエム #poet #文章 #文字 #ショートケーキ #乱暴
溶けていく氷と、今にも溶けそうな私の身体。ポタポタと汗が流れ落ち、私の体内の水分を夏の日差しは搾り取っていく。でも私の身体が干からびそうなくらい熱い本当の理由は日差しのせいなんかじゃなくて、隣を歩く彼のせいだと思う。 彼は私の友人と付き合っている。当時の私の恋人を含め、幾度か4人で遊んだ。私が恋人と別れてから、4人で遊ぶことはなくなったものの、今日のように大人数で集まってBBQなどイベントをするときは、顔を合わせることもたまにあった。 「そこで少し休もうか」 彼の言葉を
