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労働の価値の取り戻し方

毎週月曜日は僕のお手伝いしてる、人材総合サービス、株式会社mateに関わる事、、ひいては"働く事"にまつわる発信をしております。

外部広報のような形でしてイチイチ会社の許可をとったりしてない、いつものnoteと変わらぬテンションですので会社そのものの本意とは違う時もある、、かもな超超個人的な発信ですので、そこはご了承ください。

(前回までの人材お仕事関連のnoteはこちら)



労働に価値がない?

人材マッチング事業のお手伝いをさせていただいてる身として僕は「労働の価値を取り戻す」という事を意識してます。

という事は、、今は労働に価値がないと思ってるわけです。

労働の価値が十二分に浸透していたら、こんなキャッチコピーは作りません。

かの有名なニートの名台詞
「働いたら負けかなと思ってる」

るろうに剣心のパロディコマ
「働きたくないでござる」

などなど、みんな働きたくなくなっていきました。まぁね、、とはいえね、、みんながそんなに働きたくはないけれど、それでもそこそこ頑張って、、仕事終わりに居酒屋でクダまいて月曜日に憂鬱になってるウチはまだ良かったんじゃないかなと、、

今現在、1番タチが悪いのは「労働者」を馬鹿にしたり下に見る風潮であると僕は思ってます。

好きな事で生きていく!というキャッチコピーを筆頭に、酷く限定的で宗教的な価値の創造が加速し「ナニモノ」かになりたがる現象が広まりました。

認知✖️人気があれば、本質的に何の意味もないことでも価値が作れるようになったんです。

それを全て否定するわけではありません。
意味のない事こそがエンタメの根源であると思います。ですが、あまりにも多くの人がそちら側を向きすぎた。

嫌な仕事や単純労働はAIや機械に任せればいいなんて、勇み足の風潮にも後押しされ、未だ人が必要な仕事も誰もやらなくなってきてます。

1番例えがわかりやすいので何度も例に出すのですが駅の公衆トイレはボタン一つで自動的に綺麗にリカバリーできるわけではありません。

常に人の手で綺麗にしてもらってます。

ですがそんな仕事は報酬が高いわけでもなければわかりやすいやり甲斐もありません。
むしろ汚されたトイレを見てやる気は削がれる毎日のはずです。

逆にカメラを回して馬鹿な事をしたり、加工したり架空のキャラを演じたりすれば、承認欲求も満たされ報酬も手に入ります。

もちろんそちらも簡単ではありません。
簡単ではないのだけれど、トップYouTuberのヒカルさんなんかも「YouTuberは仕事を舐めてる」と言います。

同じ努力をするならキラキラした世界に向けて努力をしたい。
陽の当たらない労働なんて絶対にやりたくないし、あーゆーのは才能のない、努力もできない負け組の仕事だ。
という認識を多くの人が持ってしまっている。

ガチで働いたら負けな時代が一部で見られるようになってきてしまった。ガチになるとネタにもできない。

この感じを僕は労働の価値が失われた状態であると考えています。

経営者思考を持て。
クリエイティヴに生きろ。

そんな世界の末端でエンドユーザーにサービスを届けるのはいまだに労働者です。属人性を強めてスタッフにファンをつかせたりとそんなところまでキラキラさせてやろうと躍起になる手段もありますが(それもあり!)
僕は労働者が労働者のまま労働の価値を取り戻す世界が健全なのではないかなと思っています。

伝わってますかね?


"作業労働"と"やり甲斐労働"を分けて考える

人や環境にも左右されるので、そんな単純にわけられないのですが、例えば前述の清掃仕事なんかは作業労働要素が強いと思います。

経営者目線を持て!とか
意識を高く持て!とか
お客様の笑顔がモチベーションになるよね!!みたいな熱くキラキラしたアプローチは、やり甲斐労働の人には刺さるし効果的なんです。

ただ作業労働の人がそれを正解として聞かされるとウンザリしてしまう。

自分達は社会に必要な仕事をしてるのに、なんでそんなぞんざいに扱われなきゃいけないんだ?

とやる気なんて失って当然で、しかもそれを見る側は、こんな仕事はしたくないよな、、とますます選ばれない仕事となります。労働の価値が低いのです。

僕は作業労働の賃金を上げる必要はないと思ってて、いち早くやるべきことは作業労働の認識を変える事。

作業労働にこそ感謝を捧げるべきだと思います。

そうなっていくことで、作業にもやり甲斐が生まれ、労働に価値を取り戻す事ができる。

感情のシナジー全てを丁寧に書ききれないんですが、作業労働の賃金をあげることは極めて難しいです。人数も多いですし、、なのでお金の価値も高めすぎてはいけません。

お金を価値あるものとすると、結局お金を稼ぐことのできない作業労働の価値も下がり見下されます。

「田内学」さんの書籍あたりに経済学の観点から見てもお金そのものに価値はない!と書かれていてとても名著なのでチェックしてみてください。

僕はまだ読んでませんが、最新書籍であるコチラもそのテイストをさらに物語仕立てでわかりやすく書かれてるはずです。

もっと生々しい話をすると、経営者はお金の価値を現実的に捉えてお金を稼ぐ事をしないといけなくて、労働者はお金じゃない価値をもっと生活におとしこんで暮らすのが良いのかなと。

経営者は労働者に感謝して
労働者は経営者に感謝する

そんなサイクルができるともっと社会も会社も経済も発展すると思いませんか?

その第一歩が失われた尽くした労働の価値を取り戻す事。

待遇に頼らない働きたい(働ける)環境作り。超難問ですがお手伝いできるよう頑張ります(^^)

全ての会社や店舗、全ての求職者が 少しでも働くこと、働いていただくことに ポジティブな環境をマッチングできるよう頑張ります!!
(人材でお困りの際はお声かけください)

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