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あの日のわたしへ

忘れたくないと思って玄関に座り込んで書いている。

今日、ヒプノセラピーをうけた。
今出会うべき、前世に会ってきた。
わたしの頭のなかで起きたことだけど、
体感を伴って、多くの感情がうごいた。
逞しく、チャーミングな彼女の姿をおもうと泣けてくる。この魂で生きていて良かったと思った。幸福な再会だった。

思い出すままに。
わたしは、中東のお城で育った、あくびちゃんみたいな、天真爛漫で、はっきりしたお姫様だった。うそや、いじわる、差別が嫌いな。
生まれてすぐに、母から離され、権力とかギラギラしたものが好きな王様とお妃様に育てられた。
そんな前世のわたしが、次の場面では、
下町の沢山の露店とか、蛇使いがいる雑多な街の中にいる。最初はびっくりして目を見開いていたけど、
お城の中とはちがう世界にわくわくしている。いろんなものを観察してる。
ここにきたのは、恋人に会いにだ。
その街の中にある宮殿へ。
そこは、質素だけど、とても清潔で、働いている人がみんな尊重されていて幸せそう。
段差がない。みんなフラットな立場ってことなんだな。みんなできることをやって、なにやらお手伝いさんと楽しそうに話てる彼女。こんな世界で生きていたいっておもった。何度も。

そして、
彼女の聡明ではっきりして、
物怖じしない感じが、とても好きだった。
この人生を最後までみたのだけど、
最後は、1人で編み物をしながら静かに亡くなっていった。夫の肖像画の横で。

最初は、わたしの願望かしら。
なんておもって半信半疑なところもあった。
それでも、あの時間に思い出されたことで、願望でもいいや判断するのやめようと、スクリーンに映し出されるままに、感じるままを許すことにした。

おかげで、彼女の勇気りんりんのエネルギーが、わたしにも受け注がれているだろうことを体を通じて理解でき、それがとても嬉しかった。あと、すてきなパートナーに出会っていたあの姿もよかったなー。

いまのわたしが忘れても、
ずっと魂のきおくとして残る、
大切な出会いだった。

ありがとう。あの日のわたし。

#エッセイ
#写真
#ヒプノセラピー
#スピリチュアル
#前世

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